若者のクラブハウス離れが深刻化、意識高い系の説教部屋に第二のセカンドライフ状態

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今話題沸騰のSNSといえば、ツイッターでもインスタグラムでもなく、そう「Clubhouse」だ。招待制ではあるが、誰でも簡単に世界中の会話を聞くことが出来るという素晴らしいSNSではあります。テレビでも多くの芸能人が利用しているということで次々とアカウントを開設。まさにクラブハウスバブルです。しかし、すでにその流れに疲れ始めている方も。

Clubhouse(クラブハウス)とはなにか

Clubhouse(クラブハウス)とはなにか。一言で言えば、音声SNS。あるテーマの雑談や会話を聞くことが出来る。たとえば、今話題の東京オリンピックに関して議論を交わしたければ、その話題の部屋に入れば良い。

雑談を聞くことも出来るし、参加することも出来る。つまり、世の中の雑談や議論に交わりたい、という割と意識が高い人であれば非常に有意義なツールとなる。

がしかし、逆にそれが仇となり「居心地の悪さ」を感じる人も続出。飲み会を思い出してほしい、割と仲の良い人たちとの飲み会は楽しいし有意義である。

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しかし、完全アウェイで誰一人知り合いの居ない飲み会はどうだろう。まさしくそれは「地獄絵図」なのである。

Clubhouseでも同様の問題が起きており、例え相手が見えないからと言ってその空気が変わることはなく、その居心地の悪さに、徐々に脱落者が出始めている。

芸能人が飽き始めている

タレントの千秋さんによると、芸能人達がちょっと飽きた空気を出しているとのことだ。確かに仕事でもないのに芸能人とはいえ、喋り続けるのはつかれるだろう。

芸能人は、普段はそのキャラクターから解き放たれ、一般人に戻りたいはずだ。しかし喋りという音声を通じ、キャラクター性を出さなければいけない状況、これはまさしく「仕事」以外何者でもない。

説教部屋もある

デイリー新潮などの報道によると「説教部屋」などのまさに地獄絵図でしかない、クラブもあるということだ。

確かに、多くの人数が参加するルームでは、メインの発言者が仕切らなければならず説教となる。

逆にルームに2〜3人しか居ない場合は、そこから抜け出しづらい、何とも言えない空気感に襲われる。

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結果、最初は流行りで登録しては見たものの、SNS疲れという点ではインスタなどの「写真」やツイッターなどの「文字」以上に負荷が高く、しかもSNSをすでに経験している者にとって、その手間や負荷は容易に想像できる。従ってClubhouse離れが発生してしまうのである。

これは以前にも同じような問題が有り、例えばLINEのようなアプリ「755」や、某広告社がゴリ押しまくった「セカンドライフ」、そしてTwitterのようなSNS「Mastodon(マストドン)」のような状況が起きている。

どれも最初は流行りでテレビなどで報道されていたので登録してみたものの、結局続かず、FacebookやTwitterに戻ってくるのだ。ある意味それは「SNS呪縛」というものが存在するかのようだ。

はたしてこのClubhouseはそのSNSの呪縛を開放し、音声SNSとして確立することが出来るのだろうか。

真相は、コロナ禍が落ちつき、自宅待機時間が減少した後に判明するだろう。