中国「震度0」で300mの超高層ビルが突然揺れ、パニック映画のようになる

中国のビル

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地震大国日本において、高層ビルの耐震構造は世界屈指のレベルです。それは日本の伝統的な建築技術の集大成とも言えるものですが、お隣中国ではちょっと状況が違うようです。もちろん耐震という概念は重要ではあるのですが、想定外というケースが多々起こるようです。そんな中、こちらのビルが話題です。

震度0でビルが揺れてしまう

地震がこればビルが揺れる。これは現代の建築基準において、ビルの崩壊を防ぐ「耐震構造」がされている証拠。しかし地震がなくても揺れるなんてことがあるようです。

中国南部の深圳市で18日午後、75階建ての300メートルにも及ぶ高層ビル(SEGプラザ)が突如揺れ出し、中にいた買い物客などがパニックとなる騒動が発生したということです。

このSEGプラザは2000年に建てられ、主要な電子機器市場とさまざまなオフィスがあるということです。

建物が揺れた際には地震が発生しておらず、風も秒速11メートルぐらいの穏やかな状況だったということで、当局は困惑しているということです。

専門家などによると、このようなまれな現象は構造上、何らかのタイミングが偶然重なって、共振が発生したのではないかと主張しているようです。

以前はスケスケのガラス床が突如崩壊

また別件ではありますが、床がスケスケの吊橋が、今月10日に突如崩壊するというなんとも恐ろしい問題が発生しております。

中国においては、費用を最大限に抑えるため、耐震基準に満たない違法な建物が度々崩壊しております。

今回のSEGプラザも、その類でなければよいが。

Source:DailyMail