文化庁が著作権スクショOKの方針に「ちょっと何言ってるかわからない」の声

著作権といえば著作権を無視してマンガをアップロードしていた「漫画村」が有名ですが、その漫画村に限らずネット上には違法サイトが星の数ほどあります。そういった問題を受けてかどうかは定かでありませんが、文化庁が「著作権侵害物が映り込むスクショはOK」との方針を打ち出しました。しかし、その定義があまりにもわかりにくいという声が上がっています。

文化庁が「著作物のスクリーンショットOK」に方針転換

文化庁が著作権侵害物が映り込む「スクショ」(スクリーンショット)なら違法ではないという方針を打ち出しました。この場合「スクリーンショット」の定義があまりにも曖昧というか今のところ定義されていないため、どこまでが著作権侵害に当たらないのか非常にわかりにくい状態になっています。

参考:https://www.asahi.com/articles/ASMCV6HZBMCVUCLV013.html

ネットの声

ちょっと何いってるのか本当にわからない。

多くの人はこの状態なのではないでしょうか。あまりにも複雑というかわかりにくい上に線引きが曖昧過ぎますよね。

ここがいちばん引っかかったところでした。「アニメのキャラクターを勝手に使ったアイコンのツイッターアカウント」の「スクショ」は合法で、「アイコン」自体は違法ということなのでしょうか?この解釈で間違っていないとすれば、違法のアイコンをスクショで撮るのが合法という「ちょっと何いってるのか本当にわからない」状態になってしまいます。

スクショは合法、アップロードは違法

つまり著作物をアップロードして不特定多数に提供するのは違法で、違法にアップロードされている著作物の「一部」をスクショすることは合法のように感じられますが、詳細は不明です。かなりややこしい案件ではありますが行政機関が方針転換をすることは珍しくないので、この方針も実際に著作権法改正時には大幅に変わっているかもしれません。

著作権が守られることは非常に大切なことではありますが、JASRACの件はちょっとやりすぎのような気がします。

画像掲載元:写真AC