まるでメタルギアライジングのよう「光の刃」が超絶技巧、製作者に話を聞いた

image:泡の海(@awanoumi2)

刀剣は漫画『鬼滅の刃』・ゲーム『刀剣乱舞』などで最強の武器として描かれていることが多いですよね。子供はもちろん、大人も刃のカッコよさに魅了されることも多いのではないでしょうか?そんな刃ですが、Twitterにて泡の海(@awanoumi2)さんが投稿された「光の刃」が2万7千いいねを超えるなど話題を集めています。それは、投稿者お手製の青く光る超絶カッコいい「光刃」。今回は製作者である泡の海さんにお話を伺いました。

光刃が超絶カッコいい!

青く光っている刃が、とてつもなくカッコいいツイートを発見しました!一目見たら、手に取ってみたくなる素晴らしい作品です。高い技術力がないと製作出来ないでしょう。それにしてもカッコいい刃ですね。

ツイートのリプ欄には、国内外から多く、入手したいという声、こんなにかっこいい刃が作れるの?と驚愕の声が続々と寄せられ、注目を集めています。

・ゲームのメタルギアライジングで見たような刀でカッコいいですね!

・近未来的なデザインでかっこいい……黒い刀身に青く光る刃も綺麗だけど、鞘に仕舞った時のメカメカしさがすごい好み!良い物を見せていただきました。

・なんて男のロマンに溢れたものを、素晴らしすぎる。

・男の子ってこういうのが好きなんでしょの究極体!

製作者さんインタビュー

image:泡の海(@awanoumi2)

Twitterの投稿者であり、製作者の泡の海(@awanoumi2)さんにお話を伺いました。泡の海さんは、FRPを使用した製造業で働いており、業務時間外に工場を借りて刀の製作をされていらっしゃいます。

■素晴らしい光の刃ですが、どのように製作されているのか教えてください。また、製作期間はどれくらいかかりましたか?

ー材料は、このような刀身のメイン材料であるカーボンクロス平織りを使用しております。カーボンクロス平織りのような繊維材を樹脂で多層積層して板を作り削り出し、内部に電子回路を組み込み、塗装して製作しています。

光刃の製作工程は(ドライカーボン刀身を削る、LED用の溝を彫り、LEDを仕込み圧着、ゲル塗装や本砥、発光テスト・起動エフェクトテスト、柄・鍔を削り出すなど他多数の工程を経て製作しています。製作にはこのような工程を踏んで、約1か月半かかりました。

■光刃の製作でこだわられた点は?

ー刀身を手作業で、歪みのない状態まで仕上げた事です。材料費がけっこう高額なので、かなり神経使いました(笑)また、ドライカーボンは非常に丈夫なので、強度もあります。※歪みのない状態にされた刃の動画はこちら

image:泡の海(@awanoumi2)

■いいねやRTされるなど大きな反響がありますが今の心境を教えてください。また、今後製作されたいものはありますか?

ー多くの方に作品を見ていただけ、コメントもありがたいです。ですが、その分次回作へのプレッシャーも感じていますw
日本刀の様な刃紋の再現をしてみたいですね。

泡の海さんお忙しい中、刃作りの裏側を垣間見れる、興味深いお話をありがとうございました。

泡の海さんの詳しい光の刃の製作過程はTwitter(@awanoumi2)で多数見ることが出来ます。途方もない工程を経て光の刃が完成されているのだと知り、驚きました。見惚れてしまうほど美しい泡の海さんの刃の作品から今後も目を離せません。泡の海さんは、次回作にプレッシャーを感じられているようですが、これは期待せずにはいられないですね!完成を心待ちにしています!

製作といえば、3Dプリンタで製作された世界最小「福山城」の技術にも驚かされました。

Source:泡の海(@awanoumi2