圧巻!まるで写真のような神業の切り絵に魅了される人続出、制作者に話を伺った

image:斉藤洋樹 Hiroki Saito(@kiriehiro)

切り絵は、絵はがきなどで見かける太い線で陰影を表現した、味のある風景画のような印象を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?その切り絵のイメージを覆す繊細で美しく、色鮮やかな作品が話題を集めています。Twitterにてご投稿されたのは、斉藤洋樹 Hiroki Saitoさん(@kiriehiro)です。とにかく作品を見た瞬間、誰しも心惹かれるような、超絶すごい切り絵なのです。今回は、製作者である斉藤さんにお話を伺いました。

話題のツイート

細かく切り込みを入れられていて、フィルムを通して光が射し込むことで、青々と茂る木々が生命力も感じ、鳥肌が立つほどとても心惹かれる作品ですね。思わずため息が出てしまう美しさです。

とても、切り絵だとは信じられません。葉っぱの一枚一枚、枝の一本一本など細部こだわられているのが、伝わってくる作品です。

Twitterのリプ欄には「素晴らしいです。また、持ち上げたときの後ろの電気が月の様に見えました!」「衝撃的です!切り絵への新しい世界を知りました。」「これなんだろう?と思いながら見ていて、持ち上げた瞬間に「うおーー!?」って声が出ました、すごい!」

「魔法かと思いました……すごく美しいです」「理解するのに5分かかった、凄すぎます」「なんてこった、数秒で見惚れちまったZE!」など圧巻の技術が詰まった作品に驚きの声が続々と寄せられています。

制作者インタビュー

image:斉藤洋樹 Hiroki Saito(@kiriehiro)

■プロフィールを教えてください。

1993年4月1日生まれ長野県出身
高校の授業で切り絵に出会いそれ以来切り絵の魅力に取り憑かれ切り絵の制作を始める。
2014年12月に作家活動開始。

■Twitterの動画の作品は切り絵なのでしょうか?また、制作時間や作り方など教えてください。

全て切り絵作品となります。私の場合は自分で撮影した写真から制作しているので、下記のように進めていきます。

 

1.制作過程的には気になった風景などの写真を撮影する。

2.撮影した写真を印刷し切り絵用の紙に仮止めして、市販のデザインナイフを使用して切り抜く。

3.着色する場合は切り抜いた部分の裏から、和紙やフィルムタイプの色材を貼り付ける。

4.カッティング、色入れが終了したら仮止めしていた写真を剥がして完成となります。

作品によって制作時間は異なりますが、だいたいひと作品に1ヶ月〜4ヶ月ほどかかります。

image:斉藤洋樹 Hiroki Saito(@kiriehiro)

■動画の作品はどれくらいの制作時間がかかりましたか、また、どこの風景なのでしょうか?

動画の作品は完成したものを持ち上げて光に透かしている状態です。
場所は東京新宿の新宿御苑内の風景です。制作期間は約4〜4ヶ月半かかりました。(1日4時間~14時間ほど制作)

image:斉藤洋樹 Hiroki Saito(@kiriehiro)

■今後作られたい作品、夢などございましたら教えてください。

まだ行ったことの無い場所に行って、そこで出会ったいろいろな景色を切りたいです。

image:斉藤洋樹 Hiroki Saito(@kiriehiro)

■ご投稿に対してとても反響が大きいですが、今はどんな心境ですか?

国内外問わず、いろいろな方に見ていただいてとても嬉しいです。ですが、ここで満足しては先に進めないと思うのでさらに精進して行きたいと思っております。

斉藤さん、切り絵の興味深い世界をのぞけるお話をしていただきありがとうございました。

今までの切り絵作品や今後の新作も、斉藤さんのTwitterにてご覧くださいね。斉藤洋樹 Hiroki Saito(@kiriehiro)今後も斉藤さんの素晴らしい作品を心待ちにしています。

切り絵といえば、美しい立体切り絵も注目を集めました。

Source:斉藤洋樹 Hiroki Saito(@kiriehiro