海岸に落ちてた謎のゼリー物体、7000万円ほどの価値があると判明

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一般人には全く価値がわからないものはこの世に山程ありますが、テレビ番組でも鑑定に出すと驚くほど高価になったり逆に安くなってしまったり、色々深い事情があります。そんな一見何のへんてつもないようなものが実はとんでもない勝ちがあるというケースがこの他にもあり、こちらのケースもそのうちの一つかもしれません。

海岸に流れ着いた謎のゼリー物体

ということでこちらの物体が今話題です。オーストラリアのクイーンズランドのビーチで発見されたもので、これは海によく落ちている、ゼリー状の謎の物体のように見えますが、通常この手の物体は多くの方は気持ち悪がって、スルーする方が多いハズ。

が、しかしこの物体、その辺に落ちている、クラゲやら海藻とは訳が違うとんでもない代物だったと言うから驚きだ。

このゼリーの正体はなんと、マッコウクジラによって噴出された腸。アンバーグリスだったのだ。この時点でマジで!?と思う方は、さすがお目が高い。日本では「龍涎香」などと呼ばれる超激レアアイテム。

龍涎香とは

龍涎香とは、一言で言えば、マッコウクジラの結石。主にお香や香水などに使われる

龍涎香はマッコウクジラの腸内に発生する結石であり、芳香があるため香料に用いられることが多い。灰色、琥珀色、黒色などの様々な色をした大理石状の模様をしている。

引用:香老舗林龍昇堂

しかし、乱獲を防ぐために、商業捕鯨が制限され、今回のように偶然見つけるしかない状況で、そのため値段が跳ね上がっている。

2016年、オーストラリア南部の西海岸である家族が、7000万円近い価格の龍涎香を発見しており、今回もいくらになるのか期待される。

価値があるといえば、以前NASAが100京円の価値がある星をみつけ話題になりましたが

果たしてこの龍涎香はいくらで売れるのか、そもそもどうやって売りさばくことができるのか、そのへんが割と気になる話になりそうだ。

Source:DailyStar