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これは難問だ!マッチ棒を4本移動して三角形を5個つくる問題!

9本のマッチ棒を図のように並べました。図の中心部分に、三角形が1個あります。マッチ棒を4本だけ移動して、三角形を5個にしてください。ただし、マッチ棒は移動するだけです。折ったり重ねたりしてはいけません。この問題を解くには、多面的なものの見方ができたり、柔軟な考え方ができることが要求されます。




三角形は1個しかないのに、5個にすることなんてできるのでしょうか。ただ見ているだけでは解くことはできません。最初に移動するマッチを決めてから、色々と試してみてください。


最初に緑色のマッチ棒を移動しましょう。移動先を考えてください。移動するマッチ棒を選ぶ方法やそのマッチ棒の移動先を決める方法は解く人によって異なります。あなた自身の解き方を考え付いた場合は、どうぞ、その方法で進めてください。ちょっとだけヒントが欲しいという人は、説明の続きを見てください。

ただし、説明は最後まで見る必要はありません。もし、”このあとは自分でできる!”と思ったら、もう説明を見なくても大丈夫です。


緑色のマッチ棒を移動しました。頭の中に三角形のイメージが浮かんできていませんか。次に移動するマッチ棒を決めましょう。


次に移動したいマッチ棒は、左側にある1本飛び出しているマッチ棒です。このマッチ棒をどこに移動しましょうか。


三角形が2個になりました。ここまででマッチ棒を2本移動しています。移動してよいマッチ棒はあと2本です。2本のマッチ棒を移動して、三角形をもう3個作らなければなりません。ここまでは割とスムーズに進んできましたが、この後は大丈夫でしょうか。


図の上部にあるマッチ棒と、右側に飛び出しているマッチ棒を移動してみましょう。多分あなたの頭の中では、この2本のマッチ棒の移動先が浮かんできているでしょう。この2本のマッチ棒を正しく移動することができたら、答えにたどり着きます。

-答えです

2本のマッチを正しく移動するとこんな形になります。これが答えです。


「えっ、間違っているよ!三角形が4個しかないよ。三角形は5個にしなければならないんだよ。」と思っている人いませんか。「この答えは間違っている。」と思った方、もう一度よーく見てください。大きい三角形が1個、小さい三角形が4個あります。合わせると5個になります。


問題には、”5個の三角形をつくる”としか書かれていないのですが、”同じ大きさの三角形を5個つくる”と考えてしまった人はいませんか。そういう人は、無意識のうちにこれまでの経験などから、勝手に条件を増やしてしまって考える余地を狭くしていたのかもしれません。

移動するマッチ棒が異なっていたり、移動するマッチ棒は同じだけれども移動先が異なっていたという場合でも、最終的な形が同じであれば、それは同じ答えであると考えてください。

思い込んでしまうと、その考え方から抜け出せないことがありますが、画面の中の謎の暗号文字を解読する という見方を変えると読むことができるという文字を解読するパズルもありました。

(秒刊サンデー:わらびもち