時代が次々に進歩するごとに、恐ろしくなってくるのが利用者がそれについていけず、いつの間にか機械に支配されているなんてことです。適当に「はい」「はい」やっているうちに、とんでもないプランが契約させられていたなんてことは携帯電話でよくあることですが、こちらの機械はその上を行くとんでもない機能が暴走しておりました。
ー音声記録を勝手に送信するバグ
本当に考えただけでゾットする話ですが、あのスマートスピーカーのパイオニアである「Amazonエコー」が、夫婦の会話を勝手に録音し、更に周囲に無差別的に送信していたという恐ろしい問題を発生させていたようです。そもそも日本ではまだ会話を記録すると言う機能はないのですが、先立って海外では実装されているようです。
Amazonエコーの中には「Alaxa」と呼ばれる人工知能のアシスタントが備わっており、Alaxaと呼びかけると何らかの動作をしてくれます。
ところが、今回は呼びかけずとも勝手にAlaxaは会話を録音し送信していたのです。
まるでSFのような問題が現実に起きているわけですが、この問題を受けAmazonは正式にバグを認めたということですが、そもそも何故こんな問題が起きたのでしょうか。
ーGLAYのTERUさんはテレビの音声が反応したと話す
ロックバンドGLAYのボーカルTERUさんいわく、テレビのCMの音声にAlexaが反応したと言っております。つまりAlaxaは、普段の会話の中で知らず知らずのうちに「会話を記録」「会話を送信」「誰に?」「○○さんに」という指示が成立してしまった恐れがあります。
バグと言えばバグなのかもしれませんが、聞き間違いは人間でもよくあることです。
以前はAlexaが突如高笑いをしだすという恐ろしいバグも話題となりました。
AIが完璧にヒアリングするのはまだまだ時間がかかりそうですね。
画像掲載元:Amazon
掲載元:DailyMail
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-5769235/Privacy-fears-woman-says-Echo-device-recorded-sent-private-conversation.html
(秒刊サンデー:たまちゃん)