秒刊SUNDAY

スープ被害報告した消費者、ネット民にじっくりコトコト煮込まれていた


「スープからゲロの味がする・・・」などと書き込み、その後まっ黒に変色したスープの中身を外に出しツイッターにアップした所多くの拡散・反響を得たユーザーが「偽計業務妨害だ」「デマだ」「やらせだ」など多くのバッシングを浴びておりました。その後、販売をしていたローソンが謝罪をする騒動となりましたが、何故被害者はネット民から叩かれなければならないのでしょう。


10月30日にこのような投稿をした被害者。この後「嘘だろ」「業務妨害だ」など散々なバッシングを浴びるばかりか、住所を晒されるなどの被害も受けているということです。ネット民によると、直前に購入したコーヒーを意図的に入れたのではないか、開け口がやや不自然ではないか、などの点が「やらせに感じる」とのことのようです。


ただし、この時点では「真偽」を判断するには尚早です。何故ならば本人もネット民も一般人でありソースとしては信憑性が薄いのです。やはり社会に認められた一般企業のオフィシャルな発表でもない限り、それを決めつけるのは難しいわけです。

ーペヤング・おにぎりも疑われた

さて同様の問題が2014年に発生しております。皆様の記憶に新しい「ペヤング」の虫混入事件です。こちらも当初は「意図的だ」と散々バッシングを浴びておりました。

ぺヤングの「虫混入」捏造ではないかとネットで検証始まる

またコンビニのおにぎりにも「虫」が混入していたと報告があり、こちらは投稿者がアカウントを閉鎖しております。

コンビニおにぎりに「虫混入!」ネットで特定が進み投稿者炎上!

このようにSNSに「異物混入」を報告すると必ず「バッシング」を浴びる傾向にあります。何故正直者が被害を受けなければならないのか、という怒りはあるのはわかりますが、このご時世、むしろネット民からバッシングを浴びるというあらかじめ覚悟をしたうえで投稿するしか無いようです。

何故ならば先程も申し上げたとおり「真偽」を立証する確実なソースが無いので、ネット上では「有る事無い事」が闇雲に書き込まれ、不毛な議論に発展していくだけなので、時間の無駄です。もし幸運にも論破しても相手はアカウントを閉鎖して逃亡、もしくは別のアカウントから突っ込まれます。

必要なのは確実なソース。
つまり、企業からのオフィシャルな発表です。

今回は販売元の「ローソン」が「加温什器内で長期間または適温以上で加熱された場合に、劣化が発生する可能性がある」と発表しております。これにて今回の投稿は「事実」と判断出来るわけですが、これはあくまでレアなケースです。

企業が公式な発表するのには時間がかかります。
ネット民に打たれ弱い方は、異物混入などが発覚しても極力匿名性の強いSNSなどに書き込まず、メーカー側に報告することをおすすめします。

  (秒刊サンデー:たまちゃん