形あるものはいつか壊れる。そう、どんなものでも最後はなく鳴る運命に有ります。もちろん機会のみならず人間もしかり、この地球もしかり、そしてこの宇宙もいずれかは消えていくでしょう。儚いものではございますが、それが「運命」さだめなのです。ということで、こちらの土星探索機「カッシーニ」も最後を迎えました。
ーカッシーニとは?
カッシーニとは土星探索記です。アメリカ航空宇宙局(NASA)が欧州宇宙機関(ESA)によって開発さ1997年にうちあげられました。金星→金星→地球→木星の順にスイングバイを行い土星軌道に到着。そしてその後、惑星探査機ホイヘンス・プローブを土星の衛星「タイタン」に着陸させ大気の組成・風速・気温・気圧等を直接観測したという非常に素晴らしい功績のある探索機です。
その探索機が20年の任務を終え、そして最後は破棄されます。破棄と言っても、そのまま宇宙のゴミにするのではなく、土星の大気圏に突入させ、完全に償却するのです。なぜならば、そのまま宇宙を漂流し、誤って他の星に着陸し、ゴミを増やすことにより環境破壊につながる恐れもあるからです。
そんなカッシーニは、時速6万5000キロメートルを超える猛スピードで土星へ向かい。9/15日本時間19時31分頃に,土星大気への突入。この記事を読んでいる頃には既にカッシーニは無いのです。
非常に寂しいものではありますが、カッシーニが行った素晴らしい功績は消えることがないでしょう。そしてその後NASAが行う新たなプロジェクトに期待を寄せるようにしたいものです。
さようならカッシーニ、そしてありがとう。
素晴らしい活躍でした。
画像:DaiyMail / Wikipedia
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4886236/Cassini-begins-sending-final-photos-Saturn.html
(秒刊サンデー:たまちゃん)