日本では今、イカのインクを塗って陣地をとりあう空前の「イカブーム」でありまして、クラゲの方はあまり興味が無いのかもしれませんが、一応危ない生物として認知度は高いです。ということで、もう少しクラゲを知りたいわけですが、どういうわけかクラゲの生態はあまりよくわかりません。そもそも近くに居ませんし食べませんよね。
ークラゲの触手は毎秒500万メートル
さてそんな中、クラゲと言えば強力な毒針「触手」が有名です。刺されるとかなりしびれて、ものによっては命を落とす危険なものもおります。それもあってか、クラゲには近づくなと言う、本能的な危険信号が発せられて、あまり触りたいとは思わないわけですが、奴らは一体どれぐらいの触手の能力を持っているのでしょうか。
研究者はイスラエルに生息するクラゲについて調査したということですが、驚くべきことが判明しました。なんとクラゲが使っている触手、毎秒500万メートルの速度で刺すというのです!
光の速度が毎秒30万キロと、とんでもないスピードですが、それより遅いにしてもクラゲの触手は毎秒5万。
ちなみに地球1周は4万キロですね、そうすると・・・
ライフルの弾の速度の100倍だそうで。
毒がどうこうの前に、そのスピードで相手への甚大なダメージがありそうです。幸い、クラゲはふにゃふにゃなので問題ないのですが。
なにはともあれ、刺されないようにしたいわけですが、そんな危ない生物が海にゴロゴロいると思うとゾッとします。
掲載元
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4674810/Jellyfish-use-high-powered-syringes-shoot-venom.html
(秒刊サンデー:たまちゃん)