人間は何故高い建物を立てるのでしょうか。人間はなぜ人間と同じ形をした像を作るのでしょうか。他の生き物からしてみれば意味不明な行為なのかもしれません。しかしそれにはあまり根拠は実は無いのかもしれません。人間が人間より大きく、そして偉大なものを作り出す。それは深層心理に隠された人間の本質なのかもしれませんね。
さてこちらは、何かで作られたとある像です。一体何で作られているのか判るでしょうか。わからないようにあえて引いてみて撮影したものをだしたのですが、では寄ってみるとしましょう。するとおおよそその姿がわかってくるはずです。全体的に「黒」で出来ている物体ではありますが、色がついているものもありますね。
段々わかってきましたね。指の部分は違います。腕がそうです。
はい、そうですこれらナイフです。
全て体がナイフでできているという衝撃的な像だったのです。
そもそも何故ナイフで出来ているのでしょうか。実はこれはサセックス州の警察が2年間で押収した10万本のナイフを彫刻家「アルフィー・ブラッドリー」が作り上げたものだったのです。
そのナイフの目的はなんと、犯罪。
このナイフが被害者に牙を向き、押収され貯め続けられたものだったというわけです。
そして皮肉なものでこの像のモデルは何と「天使」エンジェル
天使が悪魔のような凶器で作られているとはなんも残酷なアートなのでしょうか。
「残酷な天使のテーゼ」とはまさにこのことなのでしょうか。
なおイギリス鉄工センターのClive Knowles議長は、この像を置くことで被害者の心のケアのため、ロンドンのトラファルガー広場に展示することを望んでいるとのことです。
被害者本人は自分を傷つけた刃物が展示されることに何を思うのでしょうか。
掲載元
http://www.dailymail.co.uk/news/article-4136772/Sculpture-angel-crafted-thousands-knives.html
(秒刊サンデー:たまちゃん)
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