あなたは、旅行先をどうやって決めますか?見てみたい自然や歴史的建築物?美術館?・・・「珍味」で決めてみるのはいかがでしょうか。食文化はその国を知るのに重要なファクターの一つ。今回、TRAVELBOOKという旅行会社が、「食べるのに強靭な精神が必要とされる食べ物がある国」を紹介しています。
1、HUITLACOCHE in メキシコ
とうもろこしに寄生したキノコ。これがメキシコではキノコが黒くなるまで放置され、採取されたものが好まれて食べられるそう。
メキシコの名物であるタコスなどにも入っていることが多いのだとか。あなたも知らぬうちに、もう口にしているかも・・・!?
2、BALUT in 南アジア
鶏もしくは鴨のひなで、まだ孵化していないながら、既に卵の中で体は形成されている状態のもの。ベトナムではこれがBALUTと呼ばれとても人気があり、フィリピンではこの卵が路面店でスナックとして売られている。
塩を振りかけるとうまいらしい。
3、MILBENKASE in ドイツ
正確に言うと、ドイツはザクセン州である。カビで作られるブルーチーズなどは有名だが、こちらはなんと、ダニで作られたチーズ。だ、ダニ・・・!?
10万匹以上のダニとその酵素によって、チーズが熟成し発酵するのだとか。ダニがチーズを食い尽くしてしまわないよう、ライ麦が餌として用意される。
約1年後チーズは黒く変色する。食べる際、ダニたちはどうなるのかって?もちろん、一緒にお召し上がりくださいませ。
4、CASU MARZU in イタリア
引き続きチーズ。その名も「腐らせたチーズ」。この羊のチーズは、とてもとても長い時間熟成させれる。いつまでって?ハエがたかり、卵を産み付け、蛆虫がうようよしだしたら、、そろそろいいそう。
蛆虫がチーズの中をはい回ることで、チーズがクリーミーになり、芳香な香りを醸し出すのだとか。
なんと、生きている蛆虫も一緒に食べるのがオツだそうで・・・
5、SANNAKJI in 韓国
これは日本人にとっては気持ち悪くないかも?
生きのいいイカの赤ちゃんを切り刻んだもの。カット後も神経はまだ生きているため、ぬらぬらと動き回る。
この「動き回る」のが、なんともいえずおいしいのでは。
6、HAJARL in アイスランド
グリーンランドのサメは、なんと尿路がないそう。通常尿が血液中に残っているため食べることができないこのサメを、発酵させ食べられるようにしたもの。
うーん、これは、おいしそう?
7、FALSE MOREL in フィンランド
直訳すると「間違ったきのこ」。猛毒を含んでいる。いくつかのヨーロッパ諸国では食べられるが、とりわけフィンランドでは大人気だそう。
職人の確かな技で処理されなければ食べることができない。二回に渡って煮沸消毒される。パスタソースやリゾットに好んで使われるのだとか。
多くの国ではこのきのこを食することが禁止されているため、食べることができない。
8、CHAPRAH in インド
Chutneyは、インドの薬味である。インド料理にはさまざまな方法で用いられ、欠かせない。
しかしこのChutney、東インドでは独特な方法で作られる。赤アリと、その卵だ。
赤アリは乾燥させられ、香辛料や甘味料を加えられ、それがChutneyとして使われているらしい。
さて、いかがでしたか。もう普通の旅行はし飽きたよ、なんて方、もしくは未知なる食べ物に遭遇してみたい方、これらの珍味がある国に、旅行されてみてはいかがでしょうか。
掲載元:http://www.travelbook.de/food/madenkaese-rote-ameisen-mit-eiern-ziemlich-ungewoehnliche-lokale-spezialitaeten-787069.html
(秒刊ライター:はる)
ベトナムでは「Hột Vịt Lộn」(ホビロン)。「あひる」の卵を使う。
「Balut」がフィリピン。
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