ほかの生物の体内に入り込み制御する。そんなSFとかドラえもんの道具でしか味わえないような世界が現実にあるとしたら驚くだろうか。いや驚くというよりもそれは不可能だというに違いない。まずほかの生物の脳をハックし、神経を制御しなければならないわけですのでかなり難易度は高い。しかし彼はそれをやってのけた。
この魚はオーストラリアの写真家ティム・サミュエル、によって撮影された。ティムは友人とダイビングをしていたところ、偶然このような魚を発見したという。御覧の通りクラゲの中に魚がいるという状況で、驚くべきことにこの魚は動き続けていたということだ。おそらく何らかの影響でクラゲに取り込まれ、そのまま死なず生き続けているということだ。
これは非常にまれなケースで１００万分の一の確率だという。
クラゲは間違って魚を取り込んでしまったのだろうか。理由は分からないが、このままクラゲの中で魚が出られなければ兵糧攻めとなり死んでしまう。またクラゲのほうも体内で魚が生き続けても死んでも異物になってしまい、害がないわけでもなさそうだ。
ということでこの後の両者の「生存」がどうなるのか興味深い問題だ。
掲載元
Fish Trapped Inside A Jellyfish Captured In A One In A Million Shot
（秒刊ライター：たまちゃん）