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【ここが変だよ】外国人「日本人はなぜ当選すると生魚を掲げるんだい?」

不倫問題は、芸能界にとどまらず政治の世界にまでいろいろと問題が表面化してきておりますが、それだけに割とどこにでもありえる問題なのかもしれませんね。なんとも注意して節度ある行動を心がけたいと思います。さて政治家といえば当選、当選といえば「さかな」当たり前ですね。デモなんでしょうね、この行為は。

改めてみるとこの光景は異様である。あの食べる魚を持ってワッショイワッショイやっているわけだから、海外の人から見れば何かの宗教的な儀式か、気分がハイになってしまって思わず料理の魚を持って踊りだしているかにしか見えない。我々日本人でさえも、深い意味は良く知らないがなんとなく「祝い事=鯛」という図式で片付けてしまうが、何故「魚」でないといけないのか、それが根本的に理解しがたいようだ。

さっそくこのシーンを疑問に思ったBBCニュースは割と詳しくその理由を説明しているので要訳すると。

縁起物や祝い事には「オメデタイ」と言うフレーズから「鯛」を利用するという風習がある。政治家だけでなく力士の優勝祝いや、結婚祝い、出産祝いなどにも鯛が使われる。鯛は魚の王様として日本人は古くから愛している魚だ。

と紹介されている。もし、この説明が無かったら「カオスでクレイジーな風習だ」と片付けられてしまっていたのかもしれない。

 

ちなみに通常この手の鯛は「祝い鯛」として親しまれており、スーパーやオンラインショップ等でも購入できるポピュラーなならわしだ。

その他日本では、年末にお歳暮、正月にお年玉、夏にお中元、ダルマに目を入れる・・・など割と当たり前のようにやっているが、殆どそのルーツを知らずに行っている儀式が数多く存在する。もしかしたらその一つも海外の人からすれば「何これ?」と疑問に思うようなものもあるのかもしれない。

掲載元

http://www.bbc.co.uk/news/magazine-20756516

(秒刊ライター:たまちゃん)