昨年、22年ぶりに復活した映画「ジュラシック・ワールド」で世界の恐竜好きを歓喜させ、恐竜ブームを再燃させた。そして今年、チュニジアで巨大ワニの化石が発見され、その全貌が科学紙「journal Cretaceous Research」にて発表された!
―巨大海棲ワニの化石
「とにかく大きい、バス並の大きさ。おそらく当時、少なくともこの地域においては食物連鎖の頂点に君臨していたはず」古生物学者は語る。
化石が多く眠ることで知られているサハラ砂漠。化石を発見したことだけでなく、この化石が美しい形を保って残っていることに学者達は驚きを隠せない。頭蓋骨は2日間かかって掘り起こされ、頭以外の体はまだそこに眠ったまま。この場所は海に面したラグーンであったと考えられており、その他にも魚や亀などの化石が発見されている。
海棲ワニとしては世界最大であり、新しく発見された化石は「Machimosaurus rex」と名付けられた。大きさは30フィート以上(約9.2メートル)、重さは3トン。頭蓋骨だけで、5フィート(約1.5メートル)もある。大きな頭と短い歯で亀などを噛み砕くと考えられ、その強大さに身震いするほどだ。
1億5000万年前ジュラ紀末にすべて絶滅したと考えられていた「Machimosaurus rex」のワニ類の仲間であるが、この化石の発見から、1億3000万年前まで存在していたことが明らかになった。ジュラ紀と白亜紀の間に起こった大量絶滅により、大型の爬虫類が絶滅したと考えられていたが、この発見により、この仮説が間違っている可能性があると指摘されている。
今までの歴史を覆す新たな発見となるか、古生物学者達はジュラ紀末に何が起こったのか、さらに調査を進める必要があると話している。
―海外の反応
・ 実際の化石の写真をみせてくれよ~!
・ 厳密に言うとワニではない。ワニ形上目テレオサウルス科。
・ 思ったより小さかったな。
・ 頭蓋骨と人間の比較の絵、変じゃない?人間が小さすぎると思うんだけど・・・。
・ 頭蓋骨は5フィートでなく30フィートくらいあるように見えるよ・・・。
・ 比較図が紛らわしい!頭蓋骨だけのやつは拡大図じゃないか!
・ 10年前にブラジルで発見されたヤツ、スクールバス並の大きさでもっと重たくなかったっけ?
・ 確かにサルコスクスの方が大きいけれど、海棲じゃない。
・ こういう記事の場合、フィートでなくメートル法で書くべきと思う。世界の95%がもっと理解しやすくなる。
・ こいつがまだ生きていると思っているのは俺だけ?
・ でかすぎ。こいつを食うヤツはいるんだろうか?
・ 常に上には上がいる・・・。
・ 海は巨大。きっとまだまだ知らない巨大生物が海には眠っているはず。
・ 子供の頃、恐竜が大好きだった。でも今は恐竜が絶滅してくれていて安心してる。
・ 言いたくないけど、この発見って何の役に立つの?誰がお金出してるの?
・ とりあえず今のところ世界最大。今のところね。
・ 恐ろしすぎる・・・。
・ もしこの時代に自分が生きていたとして、24時間生き残れるかどうかすらわからないくらい怖い。
掲載元
(ライター:南ロココ)