子供に大人と同じ職業体験をさせる「キッザニア」に行ってきた!違う意味で成長した。

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子どもたちに大人の世界と同じ職業体験をさせる「キッザニア」という施設があり、週末となると多くの人が来店して職業体験をさせるようです。子どもたちはよく見る大人の仕事をまるで本物のように体験することができるのですが、このシステム一体どのようなものなのだろうか。そこには壮大なスケールでの世界が広がっていた。



ー館内に入るとそこにはミニチュアな街が広がる。

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館内に入るとそこにはまるで「実際の街」があるかのような世界が広がっている。しかし一つ一つの店がミニチュアなので、それは子供らしくて可愛らしい。とは言っても大人でも入ることができるほどの大きさなので、オママゴトとは違い本格的です。

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こちらはSONYの店。写真の撮影や画像処理などを行う。カメラも本物の一眼レフカメラを使用するという手抜きのなさは異常。

ーおしごと受付

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お仕事は大体30分ぐらいの体験となるわけですが、人気のお店などは予約待ちとなります。クロネコヤマトは、結構人気で結構並ぶので断念。ちなみに仕事内容はご察しの通り商品の配達。配達する際にしっかり伝票を切ります。そして営業車に乗ってそれぞれの店に品物を届けに行きます。

ー仕事を終えると金(キッゾ)を貰える

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仕事を終えるとバーチャルマネー(キッゾ)をもらえます。この金はいつでも貯金することが出来て次回来た時、そのお金を引き落とすことが可能。

現金との換金は不可能だが、玩具や文具をMITSUKOSHIで買うことができる。

ー街はリアルタイムで動く

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街の中は決して1店舗1店舗が独自で営業するわけではない。かならず他の企業と連携しており、防犯関係のしごとであれば、銀行関係の企業へ営業に行き、宅急便もこの街の何処かの店に配達に行くのだ。

互いの企業がそれぞれの職を活かし連携しているという一つの「仮想世界」が広がっている、それがキッザニアの醍醐味だ。

そして「客」もそのキッザニアの一人。

ALSOKで職業体験をしていたその時だった。

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突然客が金を奪うという非常にシュールな展開に。彼がこの街の住人(スタッフ)なのか、それとも突発的に金を奪おうと目論んだのかは定かではないが、周囲が引いていた。

少なくとも筆者にはこれが「演出」と写った。
もちろん子供はポカーンとしていたが、実際の仕事であればとっくに金は奪われていたはずだ。現実は厳しい。

ではその他の仕事を紹介しよう。

ーモスバーガーで「ハンバーガー」づくり

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モスバーガーでは本物のモスバーガーを創ることができる。子どもたちに笑顔はない、真剣そのものである。

※つくったものは自分で処理します。

ー集英社で漫画体験

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漫画を書きます。コマの配置やセリフの入れ方を考えて、読む人が楽しめるように工夫する。

ー大林組で建設体験

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スカイツリーライクなものや橋などの建築を行う。全く見ず知らずのお友達と連携して一つの仕事をこなすというまさに団体行動的な学習もできる。

ー東京ガスでガス管整備

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地味ではあるが、街のどこかにあるこのガス管を触るという仕事はこの街に「何一つ余分なものはない」ことを象徴している。


ーフードコートもある

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お腹が空いたらフードコートで食べ物を買うことが出来ます(現金)。

ー子どもたち・大人たちは何を学ぶのか。

さてこの職業体験を通し子どもたちは何を学ぶのか。ディズニーのようなキラキラした表情はなく終始真面目な顔で取り組む姿は、大人が「強制的に与えた試練」のように思えるのかもしれない。しかし逆に言えば子どもたちは「仕事は真剣に取り組むもの」と理解しているからこそ下手にふざけることがないのかもしれない。

そして大人も学ぶのである、子供はいつまでも「子供」ではないと。

ちなみに入場料は、子供が3,850円、大人が1,850円と一般的な施設と逆転しいる。
結局お金を払うのは大人なので実質、6,000円近い入場料となります。

それこそキッゾで払えればいいのだが大人の事情で・・・。

キッザニア

https://www.kidzania.jp/

(秒刊ライター:ユカワ)

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