危篤の息子に会うためにスピード違反してしまった老婦人を警察官が釈放!賞賛の声が上がる

 

2014年12月5日の深夜、ユタ州ミラード郡の公道上で、交通警官達が法定速度をオーバーして疾走している一台の車を発見した。車はすぐに路肩に止められたが、警官たちはその車のドライバーが視力障害を患っている80歳過ぎの老婦人であることに驚いた。
事情聴取の結果、彼女は容体の悪化した息子に会うために病院に急行していたことが判明。そこで警官たちは、彼女を釈放し、病院までパトカーで送迎することにしたという。まるでおとぎ話のような心温まるニュースである。


ヘレン・スミスさん(87歳)の息子さんは、病気を患っているため現在入院中の身だ。息子の体調が急変したことを夜間に知らされたヘレンさんは、大急ぎで車に乗り込んだ。ちょうどその時間帯には他に車を運転してくれる家族が身近にいなかったので、ヘレンさんは視力の衰えた目を凝らしながら必死に車の運転を続けた。いつの間にか自分がスピード違反していることにも気づかずに。

州警察の交通パトロール隊はヘレンさんの車を発見すると、ドライバーに警告を発し、直ちに車を路肩に止めさせた。

拘束されたヘレンさんは交通警察官のジョーンズ氏に対し、危篤の息子に会うために急いでいたことを告白。家族に確認を取ったところ、その発言が事実であることが判明し、ジョーンズ氏はヘレンさんを釈放することにした。

しかも、実際に息子さんが収容されている病院はヘレンさんの向かっていたソルトレイクシティの病院ではなく、もっと遠方にあるオグデン・リージョナル・メディカル・センターであることも判明した。視力障害を患っている高齢者にそこまで一人で運転させるのは危険だと判断し、交通警察の仲間たちと連携してヘレンさんを病院までエスコートすることを決断した。

彼らの活躍のおかげで、ヘレンさんは無事に息子さんとの対面を果たせた。

マスコミの取材に対してジョーンズ氏は、「手助けを必要としている人になすべきことをしたまでのことです。」と謙虚なコメントを寄せている。

近頃は警官の不祥事が後を絶たないが、彼らのような心優しい警察官が増えればもっと素晴らしい世の中になることだろう。

―海外の反応

・なんて素敵なお巡りさんなんだ!
・いいぞ!ユタ警察!
・彼らこそ警察官の鑑だよ。
・全ての警官が悪人ってわけじゃないもんね。
・こういう良いニュースはもっと大々的に報じてほしいね。
・きっと今頃警察署の広報部は大忙しだろうぜ。
・マスコミって本当にこういう良いニュースには無関心だよな。
・何年か前にガス欠になって車を押してた時に警官に声をかけられたことがあるんだ。「助けてくれ」って言ったら、「いろいろあって君を車に乗せるわけにはいかないんだよ」って言われたよ。
・俺も似たような経験があるけど、俺の場合はわざわざ警察官がガソリンを買ってきてくれたなぁ。きっとあんたの行いが悪かったんだろうよ。
・ところでヘレンさんはどうやって帰宅したんだろう。

掲載元
http://www.reddit.com/2osxct/

(ライター:sha-la-ku)

1 COMMENT

秒刊名無し

これが社会のために働くってことだよね。公務員見習え。でも日本だと、規則は規則だとか言って警察官罰せられる?

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