アニメアンパンマンのオープニング曲で使われている『アンパンマンのマーチ』に出てくる歌詞には様々な疑問点があることは、皆様もご存じだろう。『何のために生まれて何をして生きるのか』『愛と勇気だけが友達』『胸の傷』…こどものアニメである以上、そこまで深い意味は無いのでは?と思いながら聞き流している人もいるのかもしれませんが、実際は原作者「やなせたかし」さんによる、深い意味と、願いが込められた歌ではないかという見解が出てきました。
―アンパンマンが生まれた経緯。
まずアンパンマンがどうして生まれたのか、
やなせたかし先生の原作アンパンマンには以下のように書かれているといいます。
戦争を経験された先生は、空腹の苦しさを知っていました。だから「悪と戦うのもかっこいいが、本当のヒーローならまず飢餓にある子どもたちを救うべきだ」と考え、空腹から子どもたちを救うアンパンマンを考え付きました。
(YAHOO知恵袋より)
つまり、戦時中空腹に耐えかねた先生が、なんとかこの場を乗り切ろうと考え思いついたヒーローが自分の顔を分け与えるアンパンマンだったのだ。
空腹で泣いているキャラクター=戦時中の子供達
と置き換えられると考えられます。
YAHOO知恵袋より
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1431134539
―何のために生まれて何をして生きるのか
アンパンマンの歌詞には様々な疑問点が浮かび上がってくるフレーズがあります。
「愛と勇気だけが友達さ」「胸の傷が痛んでも」…など
その中で最も考えさせられるフレーズ『何のために生まれて何をして生きるのか』
これについては、映画「命の星のドーリィ」に、それの答えのヒントになる
アンパンマンの発言があります。
「僕が生まれてきたのは困っている人を助けるためだと思う」
ただ、「思う」ということは、実際には「本当にそれでいいのかな?」という
悩みも抱えているようだ。
ヒーローにも悩みがある。一見強そうな人だって、迷いがないわけじゃないんだ、みんな心があるんだよと教えたいと、説明します。
(YAHOO知恵袋より)
また、公式サイトによると
「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」は、アンパンマンの一節にある
「何のために生まれて何をして生きるのか」がそのままテーマになった映画だと説明書きがある。
やはりアンパンマンの歌詞にはただならぬ意味合いが込められている歌であることは間違いなさそうだ。
それが反戦歌であるのか、それともシンプルに、ヒーロものの歌であるかそれは個人の捉え方によるものだと思うがこの経緯があるからこそ子供から大人まで幅広く親しまれている所以なのかもしれない。
さて、アンパンマンの歌が戦争と深いかかわりを持つということは判りましたが、その他のフレーズはどのような意味があるのか。ネットでの憶測をまとめてみました。
―ネットの憶測
・ 特攻隊の唄だって説があったね
・ 作者の弟が特攻隊で出撃してるんだな。
・ つまり反戦歌ってこと?
・ だから僕は飛ぶんだどこまでも…
・ みんなのために、孤独に生きてゆく正義のヒーロー、アンパンマン。
・ 特攻の詩!
・ やなせさんはいい詞をつくるよね手のひらを太陽に とか
・ 戦う時はひとりだと思って戦うんだよ 巻き込まないように。
・ アンパンマンの曲の中でもアンパンマン号の歌は神曲
・ たたかうときは愛と勇気だけが友達なのさ。
・ みみずも、オケラもアメンボも、みんな友達、生きている
・ ばいきんまんも愛せることになるな。 何たる心の広さだろう。
・ なんてストレートなんだこの歌感動してしまったよ
・ やなせ氏の弟の歌なんじゃないの?
・ 「胸の傷がいたんでも」って歌詞だけ浮いてる
・ 弱っている時に聴くと涙が出る歌
・ ロールパンナは美人
・ 名曲を残してくれてありがとう
(ライター:Take)