突然だが、9月25日は何の日かご存じだろうか? 調べてみると、「介護の日」や「主婦休みの日」などの記念日があるようだが、実は「10円カレーの日」でもあるのだ。「10円カレーの日」と聞いて、ピンとくる人はどれだけいるだろうか?「10
円カレーの日」は、東京・日比谷公園内にあるレストラン「松本楼」が、10円でカレーを提供する日。
―10円カレーチャリティー
同店は、1903年、日比谷公園の誕生と同時にオープ
ンし、今年で創業111周年を迎える老舗レストラン。日露戦争の祝賀会開催や、中国の革命家・孫文が訪れるなど、政治的な施設としてもたびたび利用されて
きた。
しかし、1971年に沖縄返還協定反対派の過激グループによる放火で全焼。一時は閉店に追い込まれたが、全国のファンの熱い支援により2年後に再オープン。その感謝の気持ちを込めた記念行事として、「10円カレーチャリティー」が始まったのだ。
今回は実際にイベントに参加してきたので、当日の様子をレポートしよう。
日比谷公園の中央に位置する洋風レストラン「松本楼」
雨にもかかわらず、多くの人が並んでいた
イベント開始は11時。筆者が10時50分ごろに到着したところ、すでに長蛇の列が……。
当日受け取った整理券。整理番号は「962」
整理券を受け取ると、番号は「962」。同イベントは、先着1500名限定なので、ギリギリ間に合ったようだ。
店の前に設置された募金箱
1時間ほど並び、ようやく店の前に到着。入り口に募金箱が設置されているので、そこに寄付金を入れてから店内へ。支払う金額は10円ピッタリではなく、もちろんそれ以上でもOK。ちなみに昨年の平均金額は、144.91円だったそう。
席につくと出される10円カレー。味は甘口だ
席につくと、さっそく10円カレーが目の前に……! 口にしてみると、甘口のビーフカレー。中にはゴロっとした牛肉が入っており、食感が柔らかくうまい。
イベントで集まった寄付金は、全額ユニセフに寄付されるとのこと。おいしいカレーを食べられて、かつ気軽に参加できるこちらのチャリティー。来年も開催予定なので、あなたも参加してみてはいかがだろうか?
情報提供:CHINTAI情報局-暮らしの百科事典
(杉山大祐/ノオト)
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