カキ氷の概念を転覆させた六本木のかき氷専門店「yelo(イエロ)」の破壊力がマジ凄かった

最近、じわじわとブームになりつつある「ワンメニュー専門店」だが、4月1日、六本木に「かき氷専門店」が新しくオープンした。その名もかき氷専門店「yelo(イエロ)」。今までわれわれが思い描いているような「生易しい」カキ氷ではなく、大人の魅力が詰まったワンランク上の高級感漂うカキ氷である。ということで今回言ってきましたのでさっそくレポートしよう。

緑色の正体は抹茶ではなく、なんとアボカド!

今回オープンしたのは、かき氷カフェバー「yelo(イエロ)」。同店は、かき氷専門ということに加え、営業時間は朝までというちょっと変わったスイーツショップだ。

六本木交差点の裏手に店を構え、外装はかき氷という和風なイメージとは裏腹に、赤を基調としたシックなデザイン。初めて訪れた人は「ここが本当にかき氷屋さん?」と思うかもしれない。

 

20時ころ同店を訪れると、店内は満席。カップルや女性客だけでなく、スイーツのお店としては珍しいスーツを着た男性の1人客がみられた。「まだ夜は冷えるし、かき氷なんて時期外れ……」なんて思う人もいるかもしれないが、店内は暖房が効いているので、ご安心を。

 

基本メニューは全10種類で、定番の「いちごミルク」や「抹茶」に加え、「有機にんじんマスカルポーネ」「チャイ」といった変わり種もラインナップ。氷やその削り方、手作りシロップにこだわり、ミルクベースの特性ソースを使用しているのがポイントだ。

今回は人気メニューの「ティラミス」(800円)と、味が予想できない「アボカドマスカルポーネ」(900円)をチョイス。フリードリンクの「グリーンルイボスティー」を飲みながら待機すれば、体が芯から温まり、かき氷の受け入れ態勢は万全だ。

 

まずは「ティラミス」から実食。一口頬張ると……なるほど、ティラミスの味だ! 「なにを当たり前のことを」と思われるかもしれないが、氷ベースでありながら、ティラミスの濃厚さを表現するのは、なかなか難しいのではないだろうか?

氷自体はまるで新雪のようにふわふわ。甘さ控えめなマスカルポーネソースとココアパウダーが、口のなかで氷とともに溶けていく。しっかりとしたティラミスらしさを感じつつも、後味はあっさりしており、なんとも不思議な味わいだ。

 

続いては「アボカドマスカルポーネ」。横に添えられているのはカスタマイズメニューの「ミルクゼリー」(50円)だ。肝心の味は、良くも悪くもアボカドなのかがわからない。緑のシロップ部分だけをすくうと、かすかに野菜のような香りが感じられる。

トッピングの「ミルクゼリー」は、風味に加えてもっちりとした食感がアクセントになる。「アボカドマスカルポーネ」自体がクセのない味なので、さらに「オレオ」や「アーモンド」(以上50円)などと組み合わせてカスタマイズしても良いかもしれない。

同店は、18時以降にアルコール類も提供しており、酒を使った「NIGHT KAKIGORI」も味わえる。現在は「ラムレーズン」と「ラムベリー」の2種類のみだが、新たなメニューも開発中とのこと。

ちなみに4月中限定メニューとして、桜ゼリーや白あん入りの「さくら」も登場している。六本木近くに飲みに行ったなら、締めにかき氷なんてのもいいかもしれない。

イエロ
http://yelo.jp/

(中道薫/ノオト)

記事提供:CHINTAI情報局

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