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新事実!アンパンマンの世界には「お金」という概念は存在しないことが判明

度々度肝を抜かれる発表で、我々大人を驚かせてきた「アンパンマン」ですが、今回アンパンマンにおいて最も重要な質問と回答が掲載されているようです。その質問はアンパンマンにおいてタブーだと感じる「お金」の問題である。彼らの世界では「パン」や「材料」をそれぞれの住人に無償で交換しているような描写が数多く存在するが、お金は無いのかという疑問だ。

質問の内容はこのようになっている。「アンパンマンワールドにおいてお金は存在するのか」という質問。やはりこの手の質問は多く寄せられてきたに違いない。なぜなら彼らはお金を払わず無償でパン工場からパンを提供される。我々人間からすればそれは実に異質なもので、当然対価を支払うべきである。

無償でパンを受給されることすなわち、恩を貸したことになるので、次第に気まずい関係ができてしまう。しかし今回の質問の回答によると

アンパンマンワールドでは、自分で作ったものをあげて、みんなに喜んでもらうことだけでうれしいので、お金はまったく必要ないんですよ。

とのことだ

引用元:アンパンマンQ&A

http://anpanman.jp/sekai/qanda/


―貧しい人に食べ物を与えることが喜び

アンパンマンでは、公式ソングの歌詞にもあるように「何のために生まれて、何をして生きるのか」がテーマとなっている。つまりアンパンマンやパン工場で働く人は「生きること=食べ物を与えること」としてとらえ、それを喜び(生きがい)としている。

逆に言えば、食べ物を与えるという使命が無くなれば当然「生きる」というテーマを失う。それはアンパンマンワールドにおいて最も残酷なことだ。

ちなみに日経トレンディの記事にも同様の解釈が掲載されている。

登場するキャラクターが食べ物をふるまうところです。アンパンマンの世界にはお金の概念がなく、みんなが料理を作って食べてもらうという喜びを持っています。「貧しい人に食べ物を与えること」を、やなせ先生が絶対の正義として描いていて、この考えが作品の根本にあります。

引用元:日経トレンディ
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20131222/1054216/

つまり「食べ物を与える=住人が喜ぶ=幸福」というWin-Winの関係ができているため、お金は必要が無いということだ。


―住人は何を喜びにしているのか

ではパンをもらう住人は何をして喜んでいるのか。実はパン工場の従業員「ジャムおじさん・バタコ・チーズ」は「あんこ」「小麦粉」「砂糖」などを無償で材料を提供されている、その提供元が何者でもない住人である。

小麦粉:ヤギじいさん
砂糖:ちゅらおばあ

※提供元は複数ある

住人は素材を作り、それをパン工場に届け食料を受給するという素晴らしい自給自足の世界が成り立っているため、お金は必要が無いということだ。

逆に言えば「お金」がないからこそ、住人同士の争い事が無いのかもしれない。

(ライター:たまちゃん)