楽天株式会社が買収を発表し話題となっている無料通話アプリ「Viber」ですが、さっそく入れて使ってみることにしました。普段はLINEやスカイプなどの無料通話(通話とは言いつつもほとんどチャットで利用しているが)を利用しているため、やはり既存製品と比べてしまいがちだが、LINEに比べ歴史は若干こちらのほうが古く先輩なのだ。
―インポート機能
アドレス帳のインポート機能は他社製品と同じく、端末のアドレス帳から引っ張ってくるようだ。もちろんすでに利用しているユーザの名前が検出される。その他SNSからの招待が可能である点も他社と同じ。この辺の仕組みはあえて特筆すべきことはなさそうだ。
―既読隠し機能?
地味にうれしいのが相手にメッセージを読んだかどうかを確認する機能をOFFにすることができる設定がある。これを設定しておけば「キドクスルー」などと呼ばれることもなく、余計なトラブルを招く心配もなさそうだが、LINEの既読と扱いが違うのではないかと思う箇所もあるうえ、設定しても「配信済み」と表示されてしまった。
ー通話はクリアでラグもない
通話は非常にクリアでLINEのようなラグもない。ユーザが増えた場合対処できるかどうかが問題だ。
―ViderOutで固定電話にも通話
低料金で有料通話機能がある。もともと無料通話なのになぜ有料のものがあるのかというと固定電話にも通話可能となるのだ。
ただし楽天では定額で通話が可能となる「楽天でんわ」というアプリをリリースしたばかりだ。同じ企業で競合はしないのだろうか、それとも両者が歩み寄りいつしか合体するのだろうか。
楽天でんわ
http://denwa.rakuten.co.jp/
―問題は機能ではなさそう。
さて同様の無料通話アプリはたくさんあるが、やはり日本でのシェアが多いのは3億ユーザのいる「LINE」ではなかろうか。ここからユーザを獲得するには相当な戦略と企業努力が必要となりうるため、同じような機能を持っているだけでは「LINEでいいじゃん」と言われてしまう。
楽天ならではの付加価値を見いだせるかどうかが肝となりそうだ。
プレスリリース
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2014/0214_04.html
(ライター:たまちゃん)