Windows8.1バージョンアップ後、どうもCPUのファンがうるさくタスクマネージャーを確認してみるとなんとsvchost.exeが常に10%近く利用され無限ループに陥っているという状況はないだろうか。どうやらこの問題既に多くのユーザが直面しており、今のところこれといった解決法はなかったのだが唯一この動きを止める手っ取り早い方法があったので紹介したい。
―svchost.exeって何?ウイルス?
svchost.exeによってCPUを常に8~10%近く使われている状態。この状態でCPUのファンが唸りだすのですぐに異常を感じる。
マイクロソフトによるとsvchost.exeはさまざまな機能を実行する際にWindowsで使用される他の個別のサービスをホストするサービスだという。つまり実体はないが様々なサービスで利用されるプロセスであり、一概に「悪」であるかどうかはわからない。とはいえ裏で何が動いているのかよく見えないので、その場合はタスクマネージャーのツリーを開いて確認するとよい。
今回調べた結果ネットワーク関係のプロセスが多くホストされており、それらのうちどれかがCPUを使い無限ループに陥っているようだ。
タスクマネージャの表示
CTL + ALT + DELで表示させるか、左下のWindowsアイコンを右クリックで表示できます。
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows7/what-is-svchost-exe
―以下サービスが問題をおこしていた
海外にも同様の問題が報告されていたので紹介いたします。ただし必ずしも下記問題が原因とは限りませんので問題の可能性がある一例としてご留意いただきたい。
・インテル(R)PROSetモニタリングサービスが問題を起こしていた。
・TechNetが問題を起こしていた。
・WinMgmtサービス(WMI)が問題を起こしていた。
・タスクスケジューラが「sdclt.exe」を無限ループさせていた。
上記サービスをタスクマネージャーから強制終了させるか、単純に再起動すれば治るという報告もあるが今のところ根本的な解決には至っていない。
―IPv6設定を切ると落ち着く
最新のプロトコルIP Version6の設定がONになっている方は、これを切ることでsvchost.exeの無限ループ暴走モードを止めることができました。もちろん筆者の環境の場合に限りですが、同様の手法で解決したユーザも多数報告されております。
毎度のごとく問題が報告されている「svchost.exe」ですが、今後も新しいOSやバージョンアップがされるごとに、いつどこで暴走するのかと思うと不安が残る。
(ライター:たまちゃん)