フィリピンのタクロバンを襲った台風30号の影響で、水びだしになってしまった状況に危機感を覚えた女性がなんと、コーラの冷蔵庫ケースを利用してまるでノアの箱舟のように脱出を試みているのだといいます。いったい彼女は何処へ脱出しようとしているのだろうか。非難するのであれば今すぐ高台に移動するという方法のほうが無難のような気もするが彼女の意志は固い。
なんと彼女は2人の子供がいた。彼らを守るためか流れてきたコーラの冷蔵庫を利用し、その中に乗りタクロバンを脱出するようだ。たしかに被災地はもはや戦場のような状態。ましてや通信機器がないような状況下では、今後いったいどうすればよいのかは全く情報が伝わってきていないはずだ。
日本であれば、救援団体などが避難地へ誘導するなどの手法がとられるが、この状況を見るとすべての国民に手配が行き届いているような状況ではなさそうだ。
―脱出する意図
ズバリ、ほかの島に移動するのだという。フィリピンは小さな島々が多数集まった国家であるため、日本のような道路が全国に走っているわけではない。そのため移動するには車というよりも「船」のケースが多いのだろう。
また道路も寸断され救援物資は届かない。徐々に復旧しているが、その情報が裾野まで行き届いているかというと疑問だ。
そこにとどまっても食料がない為、大きな都市に移動して救援物資を得るのではないかと思われる。
―大事なものは何処でも情報
いつ・どこで・だれが救援物資を届けるか、いつになったら復旧するのか。現場ではその情報が全く入っていない状況だ。このような災害時にやはり一番必要となってくるのは『正確な情報』ではなかろうか。どのように情報を伝達するかが今後の課題になりそうだ。
参照
http://gb.cri.cn/42071/2013/11/17/782s4325143.htm
(ライター:たまちゃん)
コメントを残す