2013年11月15日、北米でプレイステーション4(以下PS4)が発売となる。それに先立ち一刻も早くプレイしたいフラゲ・ゲーマーが早速PS4を入手、ところが起動したところ「全く起動しない」「動かない」「何とかしてくれソニー」などとクレームが殺到しているようだ。もちろん開発版ではなく製品版でのプレイであり、この時点での初期不良は致命的。もしこの調子で継続的に不具合が発生し続ければ、全世界で悲しいクリスマスを迎えることになりそうだ。
―起動後1時間も使わないうちにフリーズ
こちらのユーザは起動後一時間も使わないうちにフリーズが発生。PS4のGPUが致命的な問題を起こしていると非難している。コメント欄ではソニーや、なぜか日本に対する誹謗中傷が寄せられているようだ。また、トラブルがあったとしてもバージョンアップで対応するのではないかと推測するユーザも。
これらを踏まえると何となく日本での発売が延期されている理由が判ってきたような気もします。
―ソーシャルメディアRedditや海外大手メディアでも不満
さらに海外のソーシャルメディアRedditでは、電源すら入らないという報告もある。それに伴いソニーは「まだ発売されていないのでサポート外」と突っぱねているそうだ。
またKotakuや大手ゲーム系メディアも表示系のバグを指摘しており、単なる個人ユーザ不具合騒ぎではなく、北米全体での問題に発展していきそうだ。
正式発売されたら一般ユーザからまさに「物売るレベルじゃない」と言われかねない状況にある。
参考
http://redd.it/1qjhun
http://www.ign.com/articles/2013/11/14/broken-playstation-4-systems
―日本は2月に発売とのことだが・・・
さて日本では北米より3か月も遅れ2014年の2月発売となっている。今回の不具合騒動で何らかの対応がされ、システムのバージョンが新しいものでのリリースを期待したいが、この状況を踏まえると北米を先行発売し、一定の不具合を洗い出し、日本では不具合の少ないものをリリースしたいという狙いがあるのではないかと勘繰ってしまいたくなる。
であればむしろ納得のいく延期だが、まるでベータ版のように実験台にされてしまった先行発売の北米にとっては何とも複雑な思いだろう。
(ライター:たまちゃん)