以前から浜松市のゆるキャラ「家康君」がゆるキャラグランプリについて大手広告代理店「電通」が関与しているとの情報がネット・週刊誌などで騒がれ批判を浴びた問題について当編集部は直接「広聴広報課」に問い合わせを行ったところ、明確に「代理店に任せている」とお話しいただきました。また代理店は「電通」であるということも判明。ホームページなどPRの一環で以前からお願いしているとのことで、特別ゆるキャラグランプリのためにお願いしているわけではないとのこと。
―浜松市では「家康君PR」を公募していたことを公表している。
―実は公式ホームページでコンペ形式でPR活動公募を行っていた。
浜松市のホームページ「平成25・26年度浜松市業務委託・賃貸借業種分類表」を確認すると実は浜松市は「広告・宣伝・イベント業務委託」をしていることを公に公表している。つまり入札方式にて外部に家康君PRを任せていることを正式に公表している。
(平成25・26年度浜松市業務委託・賃貸借業種分類表 PDF)
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/tyotatu/bid/consignment/documents/25mitoosi.pdf
業務委託を行っているのは「3001 広告・宣伝・イベント業務委託」とされており、後ほど広報に聞いた話によると「電通東日本」とのこと。
―出世の街浜松PR戦略とは
浜松市業務委託・賃貸借業種分類表にある「出世の街浜松PR戦略」とは何かという疑問があるが、下記資料に掲載されている内容を見ると
家康くん浜松城公園等登場業務 「出世の街浜松」のPRとして、 「出世大名家康くん」を浜松城公園に、定期的に登場 させることで、浜松城への集客を高め、市の認知度、魅力度の向上を目指す。
という表記がある。つまり家康君のPRは「出世の街浜松PR戦略」の一環であり、PR活動の一つに過ぎないということだ。それらをまとめているのが委託業者つまり「電通」なのである。
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/zaisek/budget/budget25/documents/25syuyou_a.pdf
―広報に聞いてみた
早速この件について当編集部が取材したところ意外にもすんなり答えていただきました。
Q. 家康君PRを外部業者に委託しているというのは本当でしょうか?
A. はい、家康君含め浜松市のPRの一環(HP等)を広告代理店に任せております。Q. では街中で票集めをしているのも代理店の指示?
A. あれは浜松市の職員がPRのために独自でやっております。Q. 週刊誌やネットで叩かれている状況について
A. PRをして目立つから叩かれるのであって、逆に目立たなければ叩かれないですよね。
今回電通さんが取り組んでいると騒いでおりますが、そもそも以前から
PRはお任せしておりますし・・・
担当者は以前からPRを外部に委託しているにもかかわらずなぜ今更つつかれるのかと困惑気味だったようすだが、ネットや週刊誌で報道されている「家康君」と「電通」との関与は認めている。票の操作については、キャラグランプリのシステムになる為、電通がシステム自体に介入できないものと思われる。
もちろんこれらPR活動が「ヤラセ」になるのかについては、個人の判断になるかと思う。
ちなみに現在順位は非公開となっている。
家康君、この屈強を乗り切り見事天下を取ることができるのだろうか。
(ライター:ユカワ)
組織票を集めるのに、税金で作った幟まで街中にばら撒いたりしてるよ