秒刊SUNDAY

流出したデータを利用し2ちゃんねらーを検索するシステムが登場!

先日流出した2ちゃんねるの個人情報データをデータベース化し検索できるようにしたサイトが一部ネットで話題となっている。このシステムは特定の個人情報「郵便番号」等を入力すると流出した個人情報を照合し、データを抽出するシステム。作成されたサイトによると個人情報流出に対し集団訴訟を行う為につくり上げたのだと記載されている。早速当サイトでもこのシステムを使ってみた。

―郵便番号を入れてみる
郵便番号を適当に選び入力してみるとその地域に住むユーザが検索されてくる。恐らく登録した情報に郵便番号が入力されて紐づけられているものと思われる。自分の地域の近くに2ちゃんねるユーザがいるかどうかも検索可能で、ちょっとしたSNSにも使えそうだが、オープンな情報ではない為コミニュケーションツールとしては利用できない。

―メールアドレスを入れてみる
当社のスタッフが2ちゃんねるを利用していないかどうかメールアドレスを入れてみる。通常会社のメールアドレスを娯楽目的で利用するという事はあまりないのですが・・・ヒットしました。もちろんこのアドレスは既に利用されていない過去の物なので現在は使えないが、流出してしまっていることは確認できる。

―信憑性はあるのか

入力したメールアドレスから自分の個人情報が引き出せたので流出したデータの可能性が高い。


―サイトの目的は?

どうやら先日個人情報を流出させた「N.T.Technology社」に対し集団訴訟を起こし誹謗中傷被害者救済のための基金を作るとのことだ。このシステムの機能云々は良しとして、流出したデータが「すみませんでした」では済まされない典型的な事例を顕著に表した皮肉なシステムだ。

―違法性は?

システムを使い何らかの悪用をすれば当然処罰の対象となるはずだ。
しかし、それ以前にこのサイトのデータが流出した個人情報を利用していることが指摘されれば根本的な問題となってくるはずだ。

ちなみにサイトのアドレスに関しては被害者の問題等も考慮し控えさせていただくことにする。
ご了承いただきたい。

(ライター:たまちゃん)