超濃厚スープつけ麺を確立させた『六厘舎』のつけ麺を食べてきた

現在のつけ麺の主流である「超濃厚スープ」を確立させた『六厘舎』。もはや知らない人はいないというほどの超有名店で都内には「六厘舎 本店」「東京ラーメンストリート」「東京ソラマチ店」と3店舗あります。そんな中今回は「東京ラーメンストリート」にてつけ麺を食べてきた。数あるつけ麺のなかで元祖ともいうべきこの店の濃厚スープは果たして他店と比べ何が違うのか。

お昼前ということもあり店の周囲には長蛇の列。しかも店の周囲だけにとどまらずご覧のように離れた階段にまで飛び石でまるでラーメンの麺のように長い列を作っていた。待ち時間を尋ねると只今45分待ちですとのこと。ディズニーランドかよ!と自己突込みを入れつつも11時ちょうどだったのでまあ許容範囲ではある。

しかし実は案外早く入れたりもする。結局のところ20分ぐらいで店内に入ることができた、大目に時間を見積もり列を作らせないという作戦なのかもしれないし、大目に言っておくことで意外に早いという錯覚を覚えさせるための作戦なのかもしれない。

ということでさっそく注文をする。注文は券売機で職権を買い今回は「味玉つけめん  950円」を頼むことに。当然のことながらつけ麺しかないので、餃子等を食べたい方はほかの店に行くしかない。

数分後さっそくつけ麺が出てきた。見た目は割とオーソドックスなスープに、極太麺。もはやおなじみとなってしまったこの光景は、あまりにもつけ麺を最近食べ過ぎてしまった影響か、新鮮味は薄い。だがこの店が「超濃厚スープ」を確立させたということであれば、それだけの期待感は高まる。

早速口に運んでみると、確かに超がつくほどの濃厚なスープが実に麺によくからみ、カレーうどんのようにトローリとした液体が口の中に広がり麺の食感とスープのハーモニーが絶妙なコラボレーションを生み出している。また魚粉ダシが非常に良いアクセントとなっており、「ありがち」になりがちな豚骨スープに絶妙な風味で後味を締めてくれている。

ただ単に「濃厚」というわけではない。後味もしっかりしている。だからリピート率も高い。そう感じた。
しかし言ってしまえばこの手の濃厚スープはもはや「ありきたり」な味になってしまった。厳しい言い方をすれば、つまりつけ麺をよく食べる方にとってこの味は新鮮味がないのかもしれない。

食べログなどを見ても「行列を作るほどのおいしさだろうか」「感動は無い」「高い」と必ずしも良い評価だけではないようだが評価は人それぞれなので、あくまでそういう意見もあるということにとどめておきたい。

ということで東京駅周辺に来た際は是非ともお勧めしたい。

http://rokurinsha.com/

(ライター:ユカワ)

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