秒刊SUNDAY

最近かまってくれない嫁に「怖いゲーム」をやらせ愛情復活を狙ったらエラいことになった!

結婚から数年経過すると必ずと言っていいほど遭遇する「倦怠期」。嫁は旦那に一切かまってくれずネットにも「嫁が構ってくれない」という記事が多数見受けられます。やはり結婚から数年経過してしまえば「恋人」ではなく単なる同居人になってしまうのだろうか。そんな不安がどこの家庭の旦那にもつきものですが、今回それを払拭すべく様々
な手法を考えたところ、吊り橋効果で愛情復活を狙うというなんとも初歩的な手法を試すことにした。

―本格派サバイバルアクション「The Last of Us」(ラスト・オブ・アス)

手短に恐怖を体験するには「ホラー映画」か「ホラーゲーム」をするのが良いと考えた。そんな中渋谷を徘徊していると、巷で話題になっている怖いゲーム「The Last of Us」(以下ラスト・オブ・アス)を発見。
あ!これなら嫁は怖がりそうだ。
ラスト・オブ・アスは、プレイステーション3専用ゲーム。
ノーティドッグが開発した、本格派サバイバルアクションゲームだ。
アクションということでプレイするには女性一人では苦労する場面もでてくるはず。
そこを今回うまく活用し関係修復に努めたい。

つまりシナリオとしては以下である。

シナリオ1.ホラーゲームを実際プレイして楽しんでもらう
シナリオ2.怖がる嫁
シナリオ3.あなた助けてと救助を求められる
結果 愛が深まる。

そういう目論見だ。本来ならばゲーム内の感染者を倒すべき内容だが今回ばかりは感染者に助けられてしまうという何とも本末転倒な内容。

詳しいゲームの内容については以前紹介した記事をご覧いただきたい。

../archives/4477703.html


―シナリオ1:実際にプレイしてもらった

ゲームは少女の部屋の中から始まる。14歳の少女は寄生菌に感染した感染者から逃げることとなる。ゲームの部屋の中はとりあえず安全なので基本的な動作や操作感をつかむことができる。また月並みだがグラフィックは相当美しく何の変哲もないボールやぬいぐるみが、主人公に触れると反動で動いたりするというリアリティあふれる仕様は制作者の非常に強いこだわりが感じられ是非とも注意深く見ておきたいところだ。

ちなみに嫁には「鬼武者」みたいなゲームとしか伝えていない。
(まったくジャンルはちがうが、本当に嫁は鬼武者とどうぶつの森しか最近やっていないので。)

嫁「え、なにこれプレステツー?(嫁のゲームはPS2で止まっている)」
私「新作ゲームだ。ささ愉しみなさい。」
嫁「ねむい、はやくして」
私「10分でおわる」

―シナリオ2:怖がってもらう

さて家を飛び出す主人公ジョエルとエリー。自動的に切り替わる映像シーンはリアルタイムレンダリングされているのか、プレイモードにシームレスに遷移する。そのため映像だと思い込んでいたらいつの間にかプレイモードになっているという不意打ちもある。「鬼武者」としか伝えていない嫁がこの不意打ちにビックリして助けを求めるまでのカウントダウンがはじまる。

いよいよ最初の難関である町からの逃亡がはじまった!


―シナリオ3:助けを求められ・・・

感染者があふれダッシュで町を抜けなければならない。非常に切迫した状態でまさに「あなた助けて!」そんな状態のはずだ。
もちろんそう目論んでこのゲームを買った、まさにその素晴らしい状況が今ここにある。
が、しかしあまりに集中してしまった嫁はヘルプを出そうとする私になんと意外な一言

嫁「今大事なところだからあっち行ってて」
私「ええーっ?」

なんとラスト・オブ・アスにのめりこんでしまいそれどころではないという。そればかりかいったん落ち着くまで静かにしていてくれとのこと。

なんということであろうか、距離を縮めるどころかゲームに夢中になってしまいより距離が広がってしまった。

結局2時間ぐらいプレイし続けた嫁は疲れてそのまま就寝。
平常運転だった。

そんな嫁にプレイ感想を聞いてみると一言

「映画をゲームをしてるみたい」

逃げまとう住人、襲い掛かる感染者心地よい謎解き。すべて映画のワンシーンのようなかつてない壮絶なるストーリー展開でいつの間にかその世界に入り込んでしまうというとんでもないゲーム『ラスト・オブ・アス』。嫁を誘うというやましい作戦は不発に終わったが、結果的に面白いゲームを提供したという実績は買ってもらえるはずだ。

そうそう、心なしか次の日から嫁さんのご機嫌がよくなった気がした。

ご飯にする?お風呂にする?それとも・・・『ラスト・オブ・アス』

ということで皆様のご家庭でも是非ともプレイしていただき夫婦円満生活を充実させてほしい。

ラスト・オブ・アス公式サイト
http://www.jp.playstation.com/scej/title/thelastofus/

(ライター:ユカワ)