皆さんはハンバーガーチェーン店でセットを購入しテイクアウトにして大きな袋を一生懸命家まで運搬する作業をしたことはないだろうか。少なくとも筆者は数多くありその都度「なぜこのような搬入をお金を払ってまでしなきゃいけないんだ」と心の中で愚痴をこぼしたことがあります。そんな中こちらの袋詰め案は大変秀逸で、なんと袋詰めのボリュームを半分に減らしたというのです。しかも学生が考えたということで非常に興味深いものです。ハンバーガーの袋詰めがこれぐらいに減れば気持ち楽にはなるのかもしれません。
この袋詰め案はハンバーガーチェーンなどでよくある「お持ち帰り」を想定したものだ。最もオーソドックスなものとして、ハンバーガー+ポテト+ドリンクなどのセットになるがそれらを袋詰めしたとしても結構巨大な袋になってしまい非常にかさばる。
その理由として、ハンバーガーポテトはよしとしてドリンクは必ず別の袋になる。さらに転倒を防止するため「ドリンクホルダー」を敷くためさらに袋が肥大化。結果結構な大荷物となり持ち帰る際に苦労をする。おまけにドリンクホルダーがあまり意味をなさず、ジュースが若干こぼれるというリスクも抱え、色々と詰む。
そこで考案されたのがこちらの通称「TOGOBURGER」案。
ロードアイランドデザイン学校の学生が考えたこの案は、ドリンク類・ポテト・ハンバーガーを一つのパッケージに集約。底の穴でドリンクを持ち上げ両サイドでハンバーガー・ポテトを挟むように持つ。なぜこの案が今まで採用されなかったのかと思えるほど非常に画期的で面白いラッピング方法だ。
ネーミングの由来は不明だがもしかすると商品を一つの袋に統合するという意味で「統合バーガー」となったのかもしれないが、これにより全体の体積の50%を削減できるというから持ち帰りには便利。
ただデメリットとしてあげるのであれば、ポテトが横にこぼれたりしないかという問題があるが、ポテトを詰める際にこぼれないように注意を図るなどしてフォロー可能。またそれによりポテトをしっかり詰めることに心掛けることができるため一石二鳥。
あとは、ドリンクを持ち上げた際に紙が重さに耐えきれるという点があげられそうだがこの点も厚紙で強度を測れば解決できそうだ。
テンプレートもあるので是非試していただきたい。
ファーストフード店経営者の皆様いかがでしょうか。
【記事参照】
http://www.packagingoftheworld.com/2013/03/togo-burger-student-project.html
(ライター:たまちゃん)