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何処までも落ちていきそうな濃厚クリーム『デミチーズグラコロ』試食レビュー

冬と言えば「グラコロ」の季節ですが、あのグラコロに新シリーズが登場したので早速食べてみた。こちらの商品は既存商品の「グラコロ」にデミグラスソースとチェダーチーズをかけた本格的なコロッケバーガーとなっている。素材全てにおいてオールスターであるこのグラコロに残念な結果を招くはずはない。結論として旨い。先にこれだけは言っておきたかった。



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グラコロは冬に出てくる季節限定商品。ホワイトソースにえびとマカロニを加えたグラタンコロッケをバンズではさんだもの。コロッケバーガーと聞くと若干チープなイメージに思えるが、口に含んだ瞬間コロッケの歯触りよいサクッとした衣を崩壊すると一気にホワイトソースが流れ込むというインパクト絶大なハンバーガー。

アクセントに、キャベツと卵ソースが添えられているがホワイトソースの存在感がハンパなくてあまり表に出てこない。もちろんそれが無いと逆にメインであるホワイトソースを引き立てることが出来ない為、縁の下の力持ちであることは間違いない。

しかし、今回登場したバーガーはそれを一気に覆すとんでもないグラコロ。


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デミチーズグラコロだ。昨年は、トマトクリーム グラコロと言う商品が登場したが、やはりホワイトソースの存在感が強過ぎてあまりトマトを感じることが出来なかった。もちろんそれはそれで旨いのだが、せっかく限定商品として登場しているのに、味わいを感じないのであれば少し高い料金を払う価値が無い。

だが、ご存じデミグラスソースは強烈で濃厚な味わいだ。
この濃い味がホワイトソースにどのような演出を加えるのか、非常に興味深い物があったが、結果的にそれは見事な調和となり、ホワイトソースを殺すことなく、しかし存在感をアピールするという『心遣い』の感じられるソースとなっていた事に驚きだ。

そしてチーズ。
ホワイトソースだけでもクリーミーであるのに、それを更にまろやかにしている。ミスター味っ子風な解説になってしまうが本当にソースの中にダイブしてまろやかーと口にしながら泳いでいるかのようだ。本当に落ちていく。何処までも何処までも落ちていくのだ。

と言う事で是非ともこの季節に「グラコロ」を口に入れていただきたい

(ライター:ユカワ)