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ドラえもん大事典に異変。動力が『原子力』ではなくなったとTwitterで話題に

 

意外と知られていないのだが、ドラえもんの動力は「原子力」である。体内に特殊な原子炉をもっておりそこから発生されるエネルギーにより体を動かしているというとんでもない仕様。その状態のまま飛んだり跳ねたりハチャメチャを繰り返しているのだから、いつかメルトダウンするのではないかと心配になりそうだ。そんな心配を反映してか、最近のドラえもんの仕様が変わったようだ。

以前は原子ろが、体内に設置されていた。この原子炉は我々が良く知っているウランやプルトニウムを原料とした炉ではなく、普段の食生活から得られるエネルギーを原子力エネルギーに転換する特殊な装置。もちろんメルトダウンなど起こらないクリーンで安全な装置だという説明がされているが、最近その雲行きが怪しくなってきたのか仕様が変更された。もちろん、その背景には東日本大震災等の影響もあるのかもしれない。

 

確かに原子力・原子炉の文字は消えている。何を食べてもエネルギーになる・・・としか記載がされていないが、それがいわゆる原子力であるのかもしれないが、あえて表記はされていない。
やはり昨今の世相を反映させた影響なのか、原子力がいつしか危ない物と言うイメージが強まりドラえもん自体に悪い印象を与えることを避けるための手段なのかもしれない。

しかし、この設定が裏目に出てしまいネットでは残念だなどの声も。

―Twitterの反応

・臭いものには蓋をしろってか。昔っから何も変わってないんですね。
・アトムも原子力だよん
・封印作品かよ!
・ドラえもんって原子力で動いてたんですね
・にげちゃ駄目だ!
・うーん、なんだろな?
・こういうのはなんか違うと思う。
・あったことをなかったことに?
・ドラえもんに続け! 私たちも脱原発を!
・後の「ドラえもん大事件」である
・じゃあドラえもんの動力はなんなのさ
・事情はわかるけど、こういうのは嫌。
・しかし本当に消しただけだな(笑)
・初期設定変えるなよw
・「新しい原発=核融合」にならないことを祈っています。
・原子力じゃないドラえもんなんてドラえもんじゃないです…

夢や希望を描いた漫画でさえも、事件があるごとに、定説であった設定が徐々に取り除かざるを得ない日本の体質に憤りを感じるのも無理もない話だ。せめて空想の世界だけでもオリジナルの設定は活かしてほしいと言うのが、世間の声のように感じる。