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女子高生がパンツ見せながら『痴漢撲滅運動』する画像がネットで物議

女子高生が恐ろしく短いスカートで、パンツを見せながら『痴漢撲滅運動』をする画像がネットで物議を醸している。『痴漢撲滅』を訴えるのに、そのスカートの短さは何だ!説得力が無い!などと画像内にいる女子高生に対して、批判的な意見が集中している。ところが、この画像が誰かが作ったコラージュ画像である疑惑がもちあがったことにより、更に問題は深刻化している。


この画像はもともと、画像投稿サイト「ふたばちゃんねる」に投稿されたものであり、それがTwitterを使い拡散。『痴漢撲滅する気ないだろコイツ ・ キミらがそんなスカートはいてたら、痴漢撲滅は無理』などとツイートしたものがネットに拡散。物議を醸すことになった。

問題の画像の番組は、2011年10月24日に放送されたNHKの首都圏ネットワーク「痴漢撲滅キャンペーン 女子高校生らが痴漢撲滅呼びかける」というものである。

パンツをみせながら痴漢撲滅というのは、この番組の一部をキャプチャーして加工されたものである可能性が高い。しかしながら当然ネットユーザはその事情を知らず、あたかも放送された内容であるかのように信じ切ってしまった結果、皮肉にも撲滅を訴える女子高生に批判が浴びた。

―拡散させた本人は加工を否定

 

画像を投稿し、拡散させた本人によると、この画像は元々ネットに広まっている画像であり、加工したわけでもないと否定。またこの騒ぎについて

情報を受け取る側が自分自身で判断すべき時代。
誰もがメディア・リテラシーを身につけなければならない。
ドラマが現実の出来事なのかどうかを判断するのは、受け取る側が身につけなければならないスキル。

等と発言し、この画像が真実であるか嘘であるかは受け取る側の判断やスキル不足だと訴えた。

確かに、ネットでは画像だけにとどまらず、嘘か本当か判らない情報が闇雲に拡散し、度々問題となっている。
しかし、嘘や本当の判断ができないネットユーザに安易に画像を広めてしまい、ネットユーザに責任転嫁させるという、無責任な行動もいかがなものかと言う意見も見受けられ、問題は思わぬ方向に傾いてしまいそうだ。

ちなみに、本件がもし意図的に流布させたものであるとしたら、わいせつ図画公然陳列の疑いに触れる恐れもあるので無暗にリツイートはしないほうが良いだろう。

本件のまとめ
http://togetter.com/li/325144