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わずか120円!丸亀製麺で激旨天かす丼を作る方法

200円の朝飯定食が話題となっておりますが、丸亀製麺ではそれよりもはるかに安くそして旨い120円の天かす丼が食べれることはご存じだろうか。天かす丼とは、天かすを御飯に乗せただけのシンプルな料理であるが、シンプルだからと言って侮ってはいけない。味付け、盛りつけ、タイミングそれによってかき揚げ丼を超える味を創り出すことができるポテンシャルの高いドンブリだ。


まず最初に天丼用御飯を注文してください。こちらは120円で、炊きたてホッカホカ!ハムっハムの御飯を食べることができます。更によろしいのが、こちらデフォルトで天丼用御飯として提供されているので、秘伝のタレまで用意してくれているという、まさに天丼の為に生れてきたような、ニクイ御飯。

『はやくぅ、はやく天ぷらのせてくれよぉー』と、懇願してくる御飯に、『待て待て、そう焦るな後でじっくり料理してやるからさ。』とまずは、なだめていただく。何を乗せてやるのかは自由だが、天ぷら類の値段はそれぞれ80円~となっていて、2・3品頼んだ時点で500円近くになってしまう。500円あれば普通の天丼が食べれる水準になってしまうため、そもそものコンセプトとしては脱線してしまう。今回はいかに安く、いかに美味しく食べるかがポイント。500円はおろか、某牛丼店の朝飯の価格200円を超えるなどと言うのは、論外。

さて、そこで用意するのが天かす。こちらは、ネギやゴマなどといった薬味コーナーに無料で配布されている。もちろん盛り放題なのでいくら盛ってもタダ。好きなだけ盛ればよい。
(※一部の店舗では「薬味取り放題」ではない場合がございます)
『あぁーもっと!もっと乗せてくれぇ』とダダをこねる白米に、『これぐらいでいいだろう』とジャッジをするのはあなた次第。『エビ天乗せてくれぇ』などと言ってきたら、『渇!』と一言、『天かす丼のうまさは異常。』と言えばいい。もちろんすべて心の中でだ。

天かす・ネギ・ショウガ・ゴマなどを加え終えたら席につく。

席についていただきます!チョットまて。その前にやることがある。席にある七味を振りかける。このアクセントが丼の味を雲泥の差にする。そして仕上げに、注文時に貰った天丼用秘伝タレ。これがまたいい味を醸しだす。座席には置いていないこのタレは必ずかけるべし。

そして、かけ終えたらすぐに口の中に『ハムっ!』と一気にかきこむべし。
御飯の温かさと、天かすの心地よいサクサク感、そして絶妙な調合バランスを奏でた秘伝タレが、御飯と天かすと言う別の次元の『たべもの』を見事に、そして完璧なさじ加減で融合してくれる、おいおいこれ誰かが料理したんじゃねーの?と疑いたくなるような食感、そして旨み。

もちろん、天かすという食材の為脂っこさがのこるんじゃねーのか?と思うかもしれないが、ネギという薬味が、タイミングを見計らったかのように、後味をリセット。何事もなかったかのように、振る舞い、旨いという感覚だけが残る。

エビ天が欲しい?一度天かす丼を食べてしまうと、むしろエビ天のエビ抜きを注文したくなるぐらいに、中毒性のある食べ物だ。何度も言うが120円でこれは安い。騙されたと思ってやってみるべきだ。ただ、お金があるのでどうしてもエビ天が食べたいと言う方は、もちろん遠慮なくエビ天を食べていただければそれはよいと思う。本人が納得する料理を食べると言う事が、一番の目的であるはずだ。

ただ、エビ天の周りに付着しいている衣、それはほとんど無料で貰えるということはご留意いただきたい。