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カメラなのに音も画面も出ないある意味危ないアプリが人気に。

カメラアプリと言えば、通常撮影時に『カシャッ』という音が再生され撮影を開始するのだが、最近のカメラアプリでは、その撮影音はおろか、画面すら出ないとんでもないiPhoneアプリが登場し、人気アプリとなっている。このアプリは「スパイカメラ」と呼ばれ、その名の通り、撮影しているという行為を気づかれずに撮影が可能なのだが、はたしてこのアプリの利用目的とは何か。



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こちらのスパイカメラは音はおろか、画面は真っ黒という前代未聞のカメラアプリ。これじゃ撮影できないのではないか?と思うかもしれないが、実際には黒画面でも撮影はされているという。ではこのカメラアプリを利用して何に使えるのかというと、開発元の記載によると

・講義・会議
・コンサート会場で迷惑かけずに撮影
・犯罪を目撃した際に隠して撮影

というかなり限定されたシーンでの活用となるが、撮影音や画面が無いのでその他にも利用方法はありそうだ。むしろ、そのほかの利用を目的としたユーザがダウンロードしているのではないかと推測される。しかし、画面が真っ黒という事では撮影が難しいのではないかという方は、こちらの機能がある。

―押した部分だけ見える機能

指でタップしたエリアが確認できる機能を搭載。これで何を映しているかは少しだけ判る。
ここまで来ると、もはやこのアプリが危ない目的でしか使われないのではないかと思えてきてしまい、アプリの違法性は無いのか?と疑問に思うほどだ。

でも、これダウンロードしてインストールして問題ないの?と思う方は多いはず

もちろん、音や画面が出ないというだけの機能だけでは違法性は少ない。これはCDRやDVDRが、違法コピーに繋がるメディアではないかという問題と同じで、犯罪を助長するものではないとすれば、違法ではない。ただし、マジコンのように、明らかに違法コピーを目的とするツールだと判断されれば当然厳しい鉄槌が下る。その辺の法的な仕組みは、Appleやその他機関が判断するものであり、現段階で違法性は少ないというのが現状。ただしその後の判断が変わる可能性は0ではない。

もちろん盗撮しました!という方はそれはアウトなのでご注意を。
今後もこのような「?」なアプリが続々登場する可能性は高い。

【記事参照】
iTunes App Store でご利用いただける iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPod touch