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自虐ではないサクラの『さくらてりたま』バーガー試食レビュー

春と言えばサクラ。サクラと言えばステマかサクラかという話になるが、今回は正真正銘の食べるほうの桜であり、この季節にピッタリのバーガーとなる。春の定番である「てりたま」バーガーになんと桜の味をトッピングしたサクラてりたまバーガーが登場したのである。1996年に華やかなデビューを果たしたてりたまは今どんな進化をとげているのか。


さてさっそくラッピングを開けてみると、いつも通りのテリヤキバーガーが登場。しかし匂いが異なる。それは通常、テリヤキソースである醤油ベースの香ばしい香りはさることながら、今回はサクラの香りがふわっと心地よく鼻をついてくるのだ。そう、それはまるで、サクラの花が満開になったような気分で、心なしか春の気持ち良い風が通り抜けたかのようだ。

余談だが、てりたまが登場した1996年の頃、てりやきに卵を入れる意味があるのかどうかという議論が繰り広げられた事を覚えている。テリヤキソースの味があまりに強過ぎて、タマゴの存在が薄れるのではないかという事だ。

ただ今回確信したのは、あおる通りタマゴの味自体は皆無だ。だがタマゴのもつプルプルとした独特の歯ごたえと食感がてりやきバーガーを見事に引き立ててていることは言うまでもなく、むしろこの食感が無しにてりやきは成立しないのではないかと、思えるほどタマゴの存在価値は飛躍的に上がっている。

つまり、てりやき+たまごは抜群のコラボレーションなのだ。
そのうえで今回のサクラはどうか、残念ながらテリヤキに『必須』と言えるほどでもないと言うのが正直な感想だ。ただ、話題性は面白いので『サクラてりたま食べたなう』な人は食べる価値はあるのかもしれない。

ちなみに、今回はサクラ餅のようなサクラ葉の塩漬けを使っているわけではないので、クマリンなど合成着色料や香料などの食品添加物によってサクラ風味を実現させているものだと思われる。

【記事参照】
さくらてりたま

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