ネットで略される『茸・禿・庭・芋』この意味の真相は

ネットで最近利用される単語『茸・禿・庭・芋』について意味の分かる方は少ないのではないだろうか。実はこれはとある会社を表した単語で非常に関連性の高いキーワードをもとに略された名称だ。ほとんどがその企業を風刺する目的で使われ出したのが始まりだが、今ではすっかり定着。俺『茸』だけど『庭』にしようかなーなんて会話も。

―『茸・禿・庭・芋』この意味は

さて、それぞれの使い方として紹介すると、『茸』だったけど、『禿』に変えた。『禿』は繋がりにくいから『庭』にした。など等の利用法があるがお分かりだろうか。もう少し判り易い例ですと『庭』からiPhone発売！『禿』死亡。などなど、もうおわかりだろうか、これら単語は携帯キャリアの略称で、ネットでよくつかわれるスラングだ。

茸はドコモ、禿はソフトバンク、庭はau、そして芋はイーモバイルだ。意味のなんとなく分かるものから全く想像がつかないものまで幅広いがここはあえてそれぞれの名称の由来を説明しておきたい。

１．ドコモ→『ドコモダケ』

言わずと知れたドコモの公式マスコット『ドコモダケ』。茸をモチーフとしたキャラクターで人気を促したので、イメージキャラであるキノコをそのまま一文字で『茸』に。

２．ソフトバンク→『禿』

ソフトバンク社長である孫正義氏の頭皮の状態を指す言葉。ちなみに本人公認である。
通信エリアが狭い、および電波の微弱さを理由に『禿は・・・』等と罵る際にも利用され、会社そのもののイメージが強い。

３．イーモバイル→『芋』

イーモバ・・・いも・・・芋と、読み方をそのまま漢字化させただけではなく、シェアの低さ(3%）を理由に『芋（いなかもの）』と揶揄されることもある。

４．au→『庭』

auにはリスモのリスや、地方に限るが鹿等のキャラクターを使った地域もあった。ところがauに関してはネットでは『庭』を使う事が多い。理由としては同社が一時期利用していたキャッチフレーズ『auの庭』から来ているのだが、意味の複雑さにあまり浸透せず今では笑いの種になっている。その不名誉さから『庭』が定着したのではないかと推測される。

これら略語はもっぱらTwitterや２ちゃんねるなどで利用されることが多い。もちろんリアルな世界で『茸』や『庭』等と発言しても恐らく通じないのであくまでネットだけのスラングとして覚えておくだけにしておいたほうがよいことは言うまでも無い。