以前、当サイトの記事にて「缶ビールで簡単にWiFiをパワーアップさせる方法」という記事が投稿されておりましたが、実際にそれが本当に増強できるのかどうかまでは検証しておりませんでした。そこでその記事を元に実際に同様の手法でWiFiが増強できるのかどうか試してみましたのでご覧ください。
まずは缶ビールを確保する。恐らく缶ビールであればなんでも良いと思うが、缶ビールである理由は分からない。アルミ製のモノが多いからか、それともアルコールと麦芽成分が増強を助長させるのか。
という事で早速ビールを飲んでみる。せっかくなので味のほうもレビューしたい。これは『金麦』という商品で、ビールというよりは発泡酒と言ったほうが正しい。当然ビールではないので、酒税が安い分商品単価も安い。味のほうは、ビールのような独特な甘味が無い分、すっきりとした味わいで、ごくごく飲める。
ビール好きには少し物足りないのかもしれないが、逆にビールがちょっと苦手という方はお勧めなのかもしれない。なにはともあれ値段分の価値はあるのではないか。
前置きはココぐらいにして、さっそくWiFi増強ツールの作成に入る。上下にカッターで切りこみを入れ、鳥が羽を広げたような形にする。
真ん中の切り込みは、アルミの安定性が無いのでカッターではなくハサミで切ったほうがよい。
このように奇麗に切るにはチョット面倒な作業かもしれないが、増強するのであればたやすい御用だ。
これがWiFi。埃をかぶって少々見るに堪えないが、普段から手を入れる必要のないものなので、仕方ない部分がある。毎日頑張ってくれているWiFiを定期的に拭いてあげたいところだ。
さて、速度の体感の確認方法ですが、ブラウザを立ち上げていつもよりサクサクすすめばOK!なんて調査方法も考えたのですが、あまり皆様に伝わりにくいと思うので今回はWiFiの速度をはかるツールを使い検証します。
まずは『System』というアプリを使いWiFiスピードを計ります。どうやら現状は729kbps出ている模様だ。規約上では54Mbps出るはずだが、障害物や何らかの影響により回線スピードは落ちる。
ではさっそく、WiFi増強器を導入しスピードをテストしてみることにする。
残念ながら、テストする前から『だめだこりゃ』感が否めない状態ですが、その点にはあえて触れないでいてもらってよいだろうか。
嘘だろう?
導入前が、729kbpsだったのが導入後1255kbps出ている。およそ1.7倍ものスピードが増しているという事実。たかが缶ビールを乗せただけでここまでスピードに違いが出ると言うのか?
(導入前)
(導入後)
ちなみに場所はこのようにWiFiのすぐそばに置いたり放してみたりしてテストしているのだが、距離をおいても縮めてもどうようの結果が得られた。念には念を入れて別のアプリで検証します。
(SpeedTest)
SpeedTestというツールによる結果も同様に、導入後に明らかなスピード増強が認められた。これはやはり缶ビールの増強器による効果があったのではないかと思われる。
私は、この子に謝らなければならないね。最初っから駄目だと思い込んでいたのだから。まさか本当に増強するとは思っていなかったので予想外であった。
だが、先ほども述べたように体感スピードはさほど変わりが無いので極論を言うと、あっても無くても変わらない。もっと言うと、変わらないぐらいであれば、このダサい増強器は外したほうがよい。
ということで、結果的にこの増強器は要らないと思われる。もちろん環境や機械の調子などにより、ケースバイケースという事もあるので一概にもそうとは言えないことをご留意願いたい。
(ライター:ユカワ)
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