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静岡県にある地獄の訓練学校『管理者養成学校』が凄まじい

静岡県に『管理者養成学校』という学校がある。この学校では日ごろ味わう事ができない社会人としてのマナーや営業トークの基礎知識から応用まで幅広く学習するという訓練学校。ただ、良くある新人セミナーのような生易しいものではなく、訓練という名にふさわしい『地獄の特訓』である。精神力、忍耐力、そして集中力。全てにおいて完璧な人間を作り上げるこの学校の訓練内容を紹介したい。


コースは様々で新人社員研修から、社長としての風格を身につける上級者のコースまで様々だ。しかしどれをとっても他のセミナーとは一線を置いており、我々が想像するような生易しい内容ではなく、まるで国を守る軍の特訓のごとく、険しい道のりだ。

こちらのコースでは14枚のリボンを装着し、すべてのリボンを取るまで卒業できない。リボンは各教習項目で、軍曹が『良し』と見なせば外すことができる。

教習内容は『お辞儀』『礼儀』『挨拶』といった会社でのマナーや『スピーチ』『素読』『40の質問』といった応用的なものまで幅広く存在する。更に『40キロ夜間行進訓練』という物騒な訓練もん存在するが、それは後述する。

さて、突然呼ばれた研修生。いつものユニフォームではなくスーツで並ぶ。いったい何が行われるのか。

国道の前で研修歌「セールス鴉」を歌い上げるのだ。言っても車や人が絶えず行きかう国道だ。歌など聞こえるはずもない。だが聞こえるか聞こえないかは重要ではなく、どんな過酷な状況でも命令にまっすぐに従う事が出き、職務を全うすることに意義があるのだと思う。

そしてこちらが先ほどのリボンにあった「40キロ夜間行進」だ。まさか40キロを歩くわけじゃないだろうな?と思う方、正解だ。しかも夜中に40キロひたすら歩くと言う訓練。

セールスに何の関係があるのか。

誰もが思うかもしれないし、私もそう思う。ただ仕事における『何のため感』は常に付きまとう。仕事人生の上で、無意味なことはない。全てに意味がある。それを体で覚えるための訓練。そう思うしかないような訓練だ。

人間の体のパーツで頭の毛から、足の爪まで無意味なものは何一つない、この養成学校も同じで無意味なものはないが、無意味にしか思えないこの訓練を全てなしえてこそ、一皮むけることが出来る。

さて、この訓練は2週間行われる。この間に全てのリボンを取ったものが晴れて卒業できる。では卒業できなかった物はどうするのか。想像するに様々なパターンがあるが、会社から辞退を命じられるのか、とるまで帰ってくるな!どちらかだろう。

まさに軍隊とも思えるこの『管理者養成学校』。様々な海外メディアで報じらてているが、静岡にあるだけという点もあるが、日本ではあまり認知度が無い。

ゆとり世代を抱える中小企業は、是非とも社員に訓練に向かわせてみてはどうか、またご自身で体験してみても良い。恐らく人生が変わるだろう。

管理者養成学校
https://www.shain-kyouiku.jp/