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やはりあった『太陽光発電』の思わぬ落とし穴

太陽光発電は本当にメリットあるのか?そんな疑問を多くの人々が抱える中、前回実際に太陽光発電を導入し、契約を行うところまで説明した。ところが、ほんの1週間ですでに問題が発生し工事が頓挫してしまった。この問題はどの家庭にも起こりえることであるので、十分に参考にしていただきたい。



前回の記事で、太陽光発電を行うには以下の工事が必要になることを説明した。

・太陽光パネル       116,950×14枚  =1,637,300円
・パワーコンディショナ    30,9750円
・接続箱                                34,650円
・エネステーション(オプション)75600円
・昇圧回              12,6000

・工事費              70,000

特に太陽光パネルは、発電に必要な最低枚数で、これ以下になってしまうと発電量が減ることで電力会社に売れる量が減り、あまりメリットが無いとのこと。だがこれ以上パネルを乗せるには屋根の形状の問題で乗せることができず、結局この枚数しかできない。

ただ、これでも十分利益はあるのでやって損はないと担当営業は明言。
彼を信用し、ハンコを押した。

がしかし、実はとんでもない問題が隠されていることが発覚した。

なんと、太陽光パネルが予定枚数より乗らないことが発覚した。

どうやら工事業者が図面を見て計算したところ、14枚のらず12枚になることに。
当然、発電量が下がり利益が減りメリットは無くなる。

だが、担当の営業によると、『大丈夫』とのこと。
何を根拠にして大丈夫なのかというと、初期投資はかかるが、「より発電力の高いパネル」を用意しして、14枚分と同じぐらいの発電力にもっていくとのことだ。

そこまでして、無理やり乗せることにもはやメリットが感じられないが営業の話によると、迷惑料分として『値引き』を行うとのこと。その額30万円。

さらに凄いのが、予定発電量を下回ったら『保障する』ということだ。
つまり、予定の利益として、1万5000円だったのが、1万円にしかならなかった場合この会社が残りの5000円を保証するという事だ。

保障してくれるのであれば、何枚乗ろうが関係ない。デメリットは解消された。
ただ、後々言った言わないの問題になるといけないので、紙に書かせた。

メモ帳だけでは心配なので誓約書にも書かせた

極論を言うと、太陽光が発電力0Kwでも 『15,000円』 を保証する契約となった。
『災い転じて福となす』とはまさにこの通りだ。

みなさまも太陽光発電を設置する際に『パネルが屋根に乗るか』『保障はしてくれるか』を注意し、物凄い安い業者に頼み、発電しないわ、ローン返済に苦しむわの2重苦にならないように注意してほしい。

2011.07.23 途中経過報告

エネステーションとパワーコンディショナーが設置された。
これで部屋内の電気使用量が一目瞭然!ソーラーはまだ始まらない様子。

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