花火大会が中止なのでiPadでエア花火大会を開始してみた

東日本大震災の影響により、花火大会が自粛ムードに追い込まれ、泣く泣くイベントを中止するという現象が全国で広がっている。むろん我々が住む町の花火大会は殆どが中止され、さみしい夏を迎えることとなった。だがそのままでは納得がいかない。やはり夏は浴衣にビールそして花火。これが無ければ夏を越せません。

地元の花火大会は、東日本大震災の影響で中止との告知。
仕方ないが、イマイチ腑に落ちないのが、『大震災の影響』とは何か。
自粛をするという暗黙の意味なのであろうか、それとも花火を製造するための原材料の確保ができないというのか、それとも他の意味があるのだろうか、事を確かめるべく該当の問合せ先に丁重に問い合わせたところ『自粛』でも『原材料の確保』でもなく、意外な答えが返ってきた。
なんと　『　シカト　』であった。要するに問い合わせは華麗にスルーされたということだ。
既に問い合わせから2週間経過しているので間違いない。

やるせない思いでいっぱいで、非常に悔しい思いをした我々は、仕方ないので自前で花火大会を開くことにした。
やってやろうじゃないの、ゼロ円で花火大会を。

まずは枝豆。食べるのに多少面倒なこの『豆』だが、なぜか食欲が進む。
花火大会に豆最強。

そして花火大会と言えばビール。これは外せない。
グラス一杯にビールをそそぎ

ぐッと一気に飲み干す、っかーーー!うまい
やっぱり夏にビールは最高。こんな楽しみをなぜ奪う。
花火大会を実施すれば、ビール等を含む屋台等売り上げも増加。
また大会スポンサーからの支援を含めると、市への貢献度は高い。
その売り上げを義援金として、東北に送るなんて発想は無かったのだろうか。

さて、花火大会を開始したいと思う。
なぜiPad?今回は、花火大会でもチョット特殊で流行りのエア花火大会です。

ビール、枝豆、ipadを持ち寄り、川辺に移動。
実際に火が出るわけではないが、臨場感大切。ちなみにアプリはilove Fireworksという、花火をお絵かきのように操ることが出来る、面白いアプリだ。しかもHD対応言う事なし。

さっそく、河原に移動、時刻は22：00。
エア花火大会に、開始時間制限はない。そして小雨。エア花火大会は小雨決行安心あれ。
さて、本日の、エア花火大会のスケジュールを紹介します。

22：00　スターマイン　協賛（秒刊サンデー）
22：10　スターマイン　協賛（秒刊サンデー）
22：20　休憩
22：30　スターマイン　協賛（秒刊サンデー）
22：40　フィナーレのナイアガラの滝　協賛（秒刊サンデー）

全部スターマインといいう豪華スケジュール。
こんな花火大会日本に存在しないありえない仕様だ。

さっそく、第一発目のスターマインが撃ちあがりました。
おっと、建物に火が被ってしまった！大丈夫エア花火大会だから、引火の恐れなし。安全な花火大会だ。

再びスターマイン、恐ろしいことに地面を花火が這って開花するというありえない情況。例えエア花火であっても、ありえないシミュレーションはやりたくないというのがポリシー。

気をとり直し、3回目のスターマイン。今回はうまく表示できているが、カメラに近づきすぎて花火しか映っていないという、致命的なミスを発生。
今回は、しっかり背景に溶け込み臨場感を味わうというのが醍醐味。
これは致命的なミスだ。
しかし、良く考えればAR機能がついた花火アプリがあれば、このネタがもっとクオリティが上がるなと。

そして、エア花火大会は、いよいよ大詰め、ナイアガラの滝がはじまります。

見てください、花火が、見事に滝のように左から右へと流れるように、見えませんか。
おや、見えませんか。見えないのではなく、感じるのです。忘れてはいけませんこれはエア花火大会。そこに花火がある事を感じなければなりません。

こうして幕を閉じたエア花火大会ですが、嬉しいことに後片付けは非常に楽です。
本物の花火であれば、花火の燃えカスやら、火の始末等大変なのですが、今回は安全なiPadなので、iPadと、飲食の残りを片付ければ終了なのでとても手間いらず。

ただ、最も安全でないのは、河原でエア花火大会をやっている我々ではなかろうか。
夏はまだ始まったばかり、今後も自粛ムードの夏を乗り切る楽しい企画を実施していきたいと思う。

ライター：ユカワ