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フナ寿司を『生キャラメル』にしたオトナ女子系スイーツを食べてみました

琵琶湖の名産『フナずし』。ミネラル、ビタミンB1が豊富で美容にも健康にも良い。だが1つ難点があり独特の匂いと食感がイマイチ女子に受けないということだ。ところが今回弊社宛てに「フナずし」を「生キャラメル」にした料理があるということで、商品をおくってきていただいたので、さっそく試食レビューすることに。はたして、お寿司と生キャラメルの、とんでもないコラボは女子に受けるのであろうか。


こちらがフナずし。
フナとは、池にいるあのフナであり、こちらは品種改良し食用に養殖したものだと思われる。
メスのタマゴが豊富にくっついた滋賀の名産美味である。

そしてこちらが、フナずし生キャラメルだ。
一見普通の生キャラメルにしか見えないが、独特の色と存在感が、既に胃のほうが
危険信号を発している。

袋を開けると、生キャラメルとは似つかない、ありえない形状のお菓子が登場。
この白い塊が、フナなのであろうか?生キャラメルというより、オコシに近い。
もし、この白い塊がフナであれば、生キャラメルというより、フナにキャラメルかけた
だけのスイーツになり下がりそうだ。

さっそく試食、まずは匂いを嗅いでみる。
フナの臭み酸味はなく、キャラメルの甘い芳醇な香りが、なぜか食欲をそそる
まてまて、これはフナだ。キャラメルではない。

とりあえず、1口かじってみる。
予想とは裏腹に、甘い口どけの良い舌触りのキャラメルが、なんともおいしい。
これがフナか?と思うほどにフナらしさは無い。
よくあるご当地アイスクリームのように、色は現物そのものだが、味はまさにアイスクリーム
というように、こちらもまさに生キャラメル。
悪く言えば、生キャラメルの味しかしないという、本末転倒の結果に。
おそらく、フナの味を少しでも出してしまえば、スイーツとして成立しないのであろう。
更に白い塊はフナではなく、パフ。つまりお米だ。

ホームページを見ると、
『。鮒ずしが嫌いな方でも食べられる新しい味が誕生。』
と記載されている。もうフナじゃなくてよいのでは?と突っ込みを入れてしまいたくなる。

さて、これでは、フナの味そのものを分かったことにならない。
あの生キャラメルが、フナの味であるかどうかは、実際にフナずしを食べてみなければ
分からない。ということでフナずしのほうも食べてみました。

おなかの卵が妙にグロテスクで、フナの本領発揮といったところ。
キャラメルはフナの味がするだけだが、こちらはフナそのものだ。
多少勇気がいる。

さっそく実食すると、まず妙な酸っぱさが、口の中を充満し魚というより
酢ものを食べている感覚だ。
酢の味がフナ本来の臭みや食感をかき消し、魚が苦手な方でも、難なく食べられる
おいしいと言えば、おいしいのかもしれないが、フナであるかは正直判らない。

よくあるご当地アイスクリームのように、色は現物そのものだが、
味はまさにアイスクリーム。

結局、フナずしも、フナずしキャラメルも、フナ本来の味をオブラートに包み隠し
そのオブラートのみの味だけでごまかした名産品ではないかと勘ぐってしまう。
もちろん、魚料理が大好きな方にとってこの上ない美味であることは間違いないし
ビタミン・ミネラル豊富なフナずしとフナずしキャラメルは美容にも良いため女子受けも良いはず

滋賀に行った際は是非買ってみてほしい。

参考サイト:
琵琶湖の特産品 鮒寿司