面白情報メディア「ロケットニュース24」が2011年3月18日に記述した『NHK広報スタッフが放送センターから避難か「私は渋谷の放送センターを離れる」』という記事を、NHKの関係者が発見しTwitter上で遺憾の意を表した。また、同ニュースサイトに直接抗議していることが発覚。NHK関係者は、このご時勢の中、取材もしないで憶測で記事を書くというのは、リテラシーが低すぎると、「ロケットニュース24」に対し不快感をあらわにした。
問題の記事は「ロケットニュース24」が2011年3月18日に投稿した、『NHK広報スタッフが放送センターから避難か「私は渋谷の放送センターを離れる」』という記事だ。
この発言に対し同ニュースサイトによると
『取材のため被災地に行ったとは考えにくい。ボランティアだとしても被災地は受け入れ態勢が整っておらず、やはり放射能や地震を避けるため避難したと考えるのが妥当なのだろうか?』
と明らかにNHKが逃げているかのような、全く根拠のない憶測レベルの記事を投稿。
瞬く間に各ニュースサイトに配信され、それをNHK関係者がすぐに発見。
『全く根拠のない事実を書かれている』とTwitter上でデマを流していると
大激怒していた。
また、NHK関係者は我々の取材に対し
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まったく何の取材も連絡もなく憶測で書かれています。ロケットニュース24 さんにいい加減なことを書かれて迷惑したので、正式に抗議しました。
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と、怒りをあらわにしている。
また、後に本人に直接電話取材を、行ったところ
『取材の電話すらしてこないのに憶測だけで記事を書くということは全く遺憾。これだけ影響力のあるニュースサイトにでたらめを書かれてしまっては、NHKの風評被害は大きい。抗議して当然だ。このご時勢にデマまがいの記事を書くということはメディアとしてのリテラシーが低すぎる!』
と語ってくれた。
今後、NHKとロケットニュースの訴訟問題に発展するか否かはさておき、ロケットニュースは、ライブドアやサーチナなど、各社ニュースメディアに配信を行っている。
もし、今後も事実無根の捏造記事を配信し続ける『デマ製造源』ということになれば、各社メディアも、対応を改めることになるだろう。
ちなみに、NHK広報局のツイートが何故一時的にとまったのかという真相を伺ったところ
中の人などいないので難しい質問だが、人間で言う『休暇』だそうだ。