世に様々な職業・学者あり。今回はひとつの問いに対する答え方から、各職業・学者の性質がわかるジョークを紹介する。
「2+2は?」とある会社のオーナーが、部長を決めるために面接をしていました。まずオーナーは2+2はいくつになるか、という問いに答えられる人々を選びました。
エンジニアは手持ちの定規を出して、あちこちに動かし、ようやくこう答えました。
ー「2時間以内にはそれが4であることを短い証明とともに立証出来ます」
弁護士はこう答えました。
ー「スベンソン氏が州と争った判例からすると2+2は4と宣言されています」
トレーダーはこう尋ねてきました。
ー「売りですか?買いですか?」
会計士は会社のオーナーを見て、椅子から立ち、誰も聞いていないことを確かめにドアの方まで行き、カーテンを閉め、もう一度オーナーのところに戻って来ました。
そしてデスクによりかかり、とても小さな低い声でこう言いました。
ー「どんな数字にして欲しいですか」
ー「黒い羊」
天文学者と物理学者と数学者と哲学者がスコットランドに旅行に行った。
電車の窓から外を眺めると、
一頭の黒い羊がいた。
これを見て天文学者が行った。
「へぇ、スコットランドの羊は黒いんだ。」
すると、天文学者のこの言葉を聞いた物理学者が言った。
「だからおまえたち天文学者は論理的じゃないとバカにされるんだ。正しくは『スコットランドには少なくとも一頭黒い羊がいる』だろ?」
すると、物理学者のこの言葉を聞いた数学者が言った。
「だからおまえたち物理学者は論理的じゃないとバカにされるんだ。正しくは『スコットランドには少なくとも一頭、少なくとも片側が黒い羊がいる』だろ?」
すると、数学者のこの言葉を聞いた哲学者が言った。
「だからおまえたち数学者は論理的じゃないとバカにされるんだ。
まず『黒いとは何か、羊とは何か、そもそも存在するとはどういうことなのか』から考え始めなければならない」
ライター:樋口瞬(マグネットプレス)