1950年代の手つかずのパーマ屋が海外で話題に、機械も当時のまま

image:写真AC

日本でもヘアースタイルは年々変化しております。1980年代に流行ったバブリーヘアー、2000年代のアムラー。最近ではキャバ嬢などの「盛りヘアー」などネットで話題となったりします。やはりヘアースタイルは時代を象徴する一種の鏡のようなものなのかもしれません。そんなヘアースタイルをキメる場所といえば美容室ですが、なんと1950年代の美容室が海外サイトやSNSで話題となっております。

1950年代といえば……

1950年代といえば、西側諸国で「テレビ」がラジオに変わるメディアとして爆発的に普及し始めております。また冷戦時代でもあり、東西で活発な「原爆実験」がおこなわれていたのもこの時代です。

日本では1953年にテレビ放送が開始、同時に「東京タワー」が完成したのもこの年。まさに高度経済成長期です。

そんな「にぎやか」な年代の美容室が海外で大きな話題となっております。1950年代といえば、欧米では「ビーハイブヘアー(蜂の巣のようなヘアー)」が人気で、多くの人が、美容室でそれを注文。

写真のような、機械を頭に当てておりました。そんな映画のワンシーンのような「美容室」。本当に現代に存在するのでしょうか。

話題となっているのがこちら……

凄い、当時のまま。

多少黒ずんでいるのですが、頭を温める「ローラーボール」が当時のまま残っているのです。また、昨日使ったばっかりのような、布や洗面台の液体など、時代を感じさせますが、セットではなく、現実に残されていたというのは貴重です。

この美容室は1990年代に閉店。その後、オークションに出され、別の事業者が購入。今では歴史的な勝ちがあるということで、イングランドにある「セント・ファーガンス国立歴史博物館」に保管されているということです。

image:写真AC

とはいえ……我々日本にもこれぐらい古い「昭和レトロ」な美容室(パーマ屋)が、田舎にはいくつも存在しており、むしろそちらのほうが貴重なのかもしれません。

マクドナルドの手つかずの店舗も発見されて話題となりましたが、こうやっていつしか「平成」や「令和」の物品もレトロ品として博物館に保管されていくのでしょうかね。

Source:デイリー・スター