+1-877から始まる謎の着信、折り返すのは危険との注意喚起が話題に

image:写真AC

怪しい電話番号から着信があったとき、人によって対処方法はさまざまですが、現在、詐欺の恐れがある番号からの着信報告が多く寄せられる事態となっているようです。その番号は「+1-877」など、日本国内では通常あり得ない番号から始まる電話番号という共通点があるようです。知らない番号からの電話からの着信には、安易に応答しないのが賢明なようです。

「+1-877」から始まる不明な番号からの着信

現在、SNS上では、ある不審な電話番号から着信があったという報告が続出しています。中番や末尾は違いがあるようですが、「+1-877」という番号が先頭についているという特徴があるようです。

同様の怪しい着信報告相次ぐ

他にもSNS上では「+594」から始まる番号、「+1866」から始まる番号からの着信報告も寄せられています。

ご存知の方もいるかもしれませんが、先ほど触れた「+1-877」などの番号はアメリカで用いられるトールフリーと言われる電話番号です。

トールフリーは、ご希望の番号を使い、相手先の通話料の負担をまかなうことができる、通話料金着信者払いサービスです

引用:KDDI

上記の通り、一般的には企業が用いるものであり、発信者ではなく応答した側に費用が請求されるシステムです。

これを利用した詐欺の恐れも十分に考えられますので、やはり怪しい電話と感じた場合には応答しない方が良いでしょう。

怪しい番号は折り返さず調べる

ある程度、先頭の番号でどこからの着信かは判断できるかと思います。万一、覚えのない不審な電話番号から着信があった際には、出ないようにするべきです。

その番号で検索をかければ迷惑番号や危険な番号でヒットする場合も多いです。検索の際、「-」の有無で検索結果が変わる場合もあるので、2パターンで調べるとより確実性を高めることができます。

特にjp numberは更新頻度も高く、不明な番号の確認が行いやすいのでおすすめです。

最近ではドコモ口座詐欺が大きな社会問題となっていますが、次々と手口が複雑化する詐欺から身を守るためには、各々で自衛に努める必要があるでしょう。

source:KDDI,jp number