癖になること間違いなし!このふわふわ感たっぷりのわた菓子みたいなかき氷!

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このかき氷、ミルクがかけられているだけです。他には何も見当たりません。なんだか味気ないですね。注文したのは「みるく金時」です。金時ってあずきのことですよね。あずきが見当たらないことが気になりますが、氷の表面も気になります。今まで見たことのあるかき氷とは全然違います。まるでわた菓子のようです。


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店舗入り口の前に、「氷」と書かれた暖簾が下がっています。通りすがっただけではかき氷の店とはわかりそうにありません。かき氷がおいしい店と聞いてやって来ました。営業時間中に売り切れてしまうことがあると聞いたので、開店時間11時に合わせて入店しました。

店内にはテーブルが5卓あり、3卓はすでにうまっていました。すでに8名の方が着席されていました。「これから順番に氷を削っていくので、少し時間がかかります。」と説明され、「はい、全然大丈夫です。」と答え腰を下ろしました。

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カウンターでは、季節のかき氷が紹介されています。マンゴー、メロン、パイナップル、キウイ、いちごにハスカップ、う~ん、全部食べてみたい!

でも、初めて来たかき氷屋さんなので、本当においしいかどうかわかりません。テーブルには、定番かき氷のメニューもあります。まずは、定番のかき氷を食べて見ることにしました。

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定番とはいえ、たくさんの種類があります。こちらも全部食べてみたいのですが、それは無理なので、今回はみるく金時を食べてみることにしました。

ミルク金時ができるまで、先に来店されたお客様のかき氷が出来上がってきます。ひとつひとつ丁寧に大切に作ってくれています。出来上がった順にテーブルまで持って来てくれます。

1つのテーブルに4人のお客様が座っていても、運ばれてくるのはひとつずつです。ひとつ仕上げてから、次の氷を削っています。まるでかき氷ひとつずつを、大切な赤ちゃんを取り上げるように丁寧に作っているように見えます。

運ばれてくるかき氷を見ていると、やはり全部食べてみたいと思いました。いよいよみるく金時がやって来ました。

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目の前にみるく金時が置かれました。「あれっ?金時はないの?」と思った瞬間、「あずきは中に入っています。くずさないで、上から順番に食べて下さい。」と説明して下さいました。はいと返事をして、ゆっくりと食べ始めました。

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氷の中にスプーンを入れて...。もうこれは驚きしかありません。スプーンを入れるのに力を入れてはいけません、優しく優しく、そぉーっとスプーンを差し込み、そぉーっとスプーンを持ち上げます。氷は繊細過ぎるほどに細かくてふんわりとしています。口の中で優しく融けていきます。おいしすぎます。しばらく、氷とみるくの味を楽しんでいると、何やら黒っぽい色が見えてきました。

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出てきました、出てきました、あずきが出てきました。みるくと氷の白い色の中から現れてくるあずきの色はとても鮮やかで感動的です。あずきと氷を少しずつスプーンにのせて食べてみました。あぁ、なんておいしいのでしょう。

最初は、あずきの姿が見えなくて不思議に思いましたが、あずきが中に入っている方が氷の繊細さをなくすことなくおいしさを楽しむことができるとわかりました。「くずさないで上から順番に食べてください。」という説明の意味がよくわかりました。

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食べてしまうのがもったいなくて、少しずつ食べました。初めて会った人たちなのに、他のお客様と楽しくお話ししながら食べました。でも、食べているのはとても繊細な氷なのでどんどん融けていきます。”早く食べなければ...”という思いと、”お話しもしていたい”という思いもあり、とっても困りました。

どうにか無事に全部食べ切ることができました。きっと、もうひとつ食べることができたと思います。でも、この日は我慢しました。

-何年かぶりのかき氷でした

何年か前に、奈良市で感動的においしいかき氷を食べました。それ以上においしいかき氷を旭川で食べることはできないだろうと思っていました。ですから、それ以来かき氷を食べたことはありませんでした。この店のかき氷は、奈良市で食べたかき氷と同じくらいおいしかったです。これから何度でも行きたいと思いました。

-道外からのお客様も大勢いらっしゃるそうです

このお店のご主人は、神奈川県藤沢市にある「埜庵」というお店でかき氷の修行をしていたそうです。その当時知り合った方々が来店することもあるそうです。隣りの隣りの席の方は箱根から来ていると話されていました。いくら知り合いだからといっても、海を越えての来店だなんてすごいですね。

隣りの席の方々は、旭川まで車で3時間くらいかかる西興部(にしおこっぺ)から来たと話していました。ニュージーランドから来てホームステイをしているという留学生にどうしても食べさせてあげたかったと話していました。よく来店されるそうです。

お店は決して広くありません。はっきりいえば狭いです。でもとても温かみのあるお店でした。何時間でも居座れそうです。でも、次のお客様のために、食べ終わったら席を立ちましょう。ちなみに、かき氷のおいしさを楽しむのに良い季節は冬だそうです。氷が溶けにくいので、氷のおいしさをゆっくりと味わえるのだそうです。

店舗名:ヒフミ(hifumi)
住所:旭川市5条通10丁目952  朝日プラザ旭川5条通1F
フェイスブック:https://www.facebook.com/pages/Hifumi/1532878196999042

ヒフミのかき氷はとてもおいしかったですが、梅屋のシュークリームも 美味しそうでした。

(秒刊サンデー:わらびもち

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