ツイッターなどSNSにオリジナルの画像や創作物を投稿した場合、その権利は誰のものか。一般的には投稿者という認識が強いのですが、あるユーザーの投稿でそれは運営会社に無償で渡されるのではないかという懸念のツイートが話題となっております。結論を言えばそんなことはないわけですが、読み違えると大変なことになります。
ツイッターの新しい規約結構やばくない?私の解釈だと、「ツイッターに載せたものは全てフリー素材とみなす、報酬もなければ個人の権利もない」「ツイッター上で起きたトラブルの責任は運営は一切負わない」とも受け取れるのですが。仲良い人達丸ごと別コンテンツに引っ越したい。
(´・ω・`) pic.twitter.com/9M5GcRkABl— トネリコ@Lv.333までガチャ禁 (@tnrk3) 2017年9月2日
さて今話題となっている利用規約によると、ツイッターに投稿したコンテンツは無償でツイッター社に無償で渡すという意味合いに取れるということです。
媒体または配布方法 (既知のまたは今後開発されるもの) を問わず、かかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配布するための、世界的な非排他的ライセンスを (サブライセンスを許諾する権利と共に) 当社に対して無償で許諾するものとします。
しかしその直下に以下のような記載もあることはよく読んでおきたいところです。
これらのルールは、ユーザーの権利を尊重しつつオープンなエコシステムを実現するためのものです。ただし、ユーザーのコンテンツをユーザー自身が所有していることには変わりありません。ユーザーのコンテンツ (コンテンツには写真も含まれます) の所有権はユーザーにあります。
引用:Twitter利用規約
https://twitter.com/ja/tos/previous/version_8
つまり所有権はユーザーに有りますが、ツイッター社はツイッター上に自由に配信する権利を持っているということのようです。配信する権利と所有権それぞれ別の意味合いを述べているようですが、それを同じと履き違えてしまうと「フリー素材化する」と誤認してしまいそうです。
ーその他のご意見
Twitterの利用規約で心配している人がいるけど、ニコニコにピクシブにtunblrに、世の中のユーザー投稿型サービスのほんどに同じ内容が書いてあるよ。企業側も説明してないのは怠慢だと思うけど、例えば運営会社がPVを作るとして、これがないと運営会社は自社のサイトの写真も使えない。 pic.twitter.com/XSPef21Att
— なるがみ (@nalgami) 2017年9月2日
投稿型サービスにおいてはおおよそこのような規約が書かれております。
ということで投稿者のコンテンツが無償でツイッター社に譲渡されることはないようですので安心して「創作物」を投稿して良さそうです。
(秒刊ライター:たまちゃん)
はい、野獣先輩呼んでますよ