絶対に食べてはならぬが旨そうな「ホウ酸団子」の作り方

梅雨のジメジメしたシーズンに入ると気になり始めるのが、ゴキブリ。昔、田舎でよく目にした、「ホウ酸団子」って簡単に作れるものなの……?ゴキブリは一匹いれば、数十匹は家の中に潜む……なんてよく聞くけれど、それが本当なら奴らが出没しそうな場所に毒を仕込んでおく必要がある。そんなときに大活躍するのが、一度に大量生産できるホウ酸団子だ。

―材料

そもそもホウ酸団子とは、ゴキブリの駆除剤のこと。タマネギや小麦をホウ酸に加えて団子状にして、これを食べたゴキブリが脱水症状を起こして死亡するというもの。

ホウ酸団子のレシピはさまざまだ。米ぬかや卵を使うタイプもあれば、焼肉のタレで味付けするものもある。今回は、最もベーシックで簡単な作り方を紹介しよう。

ホウ酸…200グラム
小麦粉(強力粉でも可)…100グラム
砂糖…大さじ1
タマネギ…小1玉
牛乳…少量
水…適量

―作り方

まずは、タマネギの皮を剥き、大根おろしと同じ要領で擦り下ろす。

ボールに擦り下ろしたタマネギ、ホウ酸、小麦粉、砂糖、牛乳を入れて混ぜる。

適宜、水を足しながら、耳たぶくらいの固さになるまでこねる。手で直接触れるときは手荒れ防止用としてグローブを装着するのを忘れずに。

直径2~3cmの平べったい団子状にまるめる。本材料で30個程度作ることが可能だ。

まるめた団子を約一週間天日干しして乾燥させたらでき上がり。ゴキブリが発生しそうな場所に置いておこう。梅雨シーズンに作ったホウ酸団子は、肌寒くなる時期まで、効果が出るので、年に一度作れば十分だろう。

当然のことだが、ホウ酸団子は、人間は食べられない。ペットを飼っている人や小さなお子さんがいる家庭は、注意が必要だ。

ゴキブリの撃退のためとはいえ、食べ物を裸で部屋に放置することに抵抗がある人や、単純に作るのが面倒! という人は、ホウ酸団子がプラスチックで覆われた既製品(約25個入りで200~300円程度)も販売しているので、それらを上手に活用すると良いかも!

(両角はるか+ノオト)

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